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2016/10/14

<週間ダイジェスト>10月6日~10月12日

12日■韓国軍、特殊作戦部隊を編成へ

 陸軍特殊戦司令部は、陸海空軍統合本部がある忠清南道・鶏竜台で開かれた国会国防委員会による国政監査に提出した資料で「密かに進攻可能な航空戦力確保に向け特殊作戦航空部隊の編成を推進している」と明らかにした。戦略的特殊任務遂行のため特殊部隊の編成も進めているとした。特殊作戦航空部隊は、陸軍航空作戦司令部や在韓米軍の支援を受けずに航空機を活用し独自に進攻作戦を行う部隊とされる。

11日■総理、タイで韓国語学ぶ学生激励

 アジア協力対話(ACD)首脳会合に出席するためタイ・バンコクを訪問中の黄教安・国務総理が、韓国語を教えるバンコク市内の中高校を訪問した。タイでは韓国語を学ぶ中高生がこの5~6年で8倍以上に増え、現在、約100校に通う約2万5000人の中高生が韓国語を学習している。黄総理が訪問した学校では約3000人の生徒のうち160人ほどが韓国語を勉強している。生徒たちは訪問を歓迎し、K―POPダンスや韓国伝統舞踊を披露した。

10日■中国漁船による警備艇沈没に遺憾

 中国漁船が違法操業の取り締まりに当たっていた韓国海洋警察の高速艇に体当たりし沈没させた事件について、青瓦台(大統領府)の鄭然国報道官は、「外交部など関連官庁が抗議と遺憾の意を伝えた」と述べた上で、あらためて遺憾を表明した。仁川海洋警備安全署によると、7日午後3時8分ごろ、仁川市・小青島の南西76㌔の海上で違法操業を取り締まり中だった警備艇が中国漁船の体当たりを受け沈没した。韓国側隊員が海に落ちたが、別の警備艇に救助され人命被害はなかった。

9日■米国連大使が異例の板門店訪問

 訪韓中のパワー米国連大使が、南北軍事境界線がある板門店を訪れた。ヘリで南北共同警備区域(JSA)の警備大隊に到着したパワー氏は、韓米の兵士たちと昼食を共にした後、米軍司令官らに伴われて板門店に入った。パワー氏は8日に韓国に到着した際、国連安全保障理事会で北朝鮮制裁決議についての交渉が行われているさなかに米国の国連大使が訪韓するのは異例だと語っていた。板門店訪問は異例中の異例ということになる。

8日■空中警戒管制機2機を新たに導入へ

 韓国軍は、ピースアイと呼ばれる空中早期警戒管制機を追加導入する計画を立てている。現在、同機を4機運用中だが、防空識別圏を拡張したことや北朝鮮情報の収集の重要性が増していることを踏まえ、2機の導入を長期計画に盛り込んだ。消息筋は「運用中の4機と同じ機種にするかなどを含め慎重に検討していくことになる」と説明した。

7日■朴大統領支持率29%、ワーストタイ

 世論調査会社の韓国ギャラップは、朴槿惠大統領の支持率が、前週より1㌽下落し、29%になったと発表した。支持率29%は現政権が発足してからのワーストタイ。不支持率は前週より1㌽上昇の57%。不支持の理由としては「コミュニケーションが不十分」(22%)、「経済政策」(12%)など。政党支持率は与党セヌリ党が前週より1㌽下落の30%。最大野党「共に民主党」は25%で前週より1㌽上昇。野党「国民の党」は2㌽下がって10%。

6日■韓国・EU外相が北問題で合意

 ベルギー・ブリュッセルを訪問した尹炳世・外交部長官は、欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表と会談し、北朝鮮の核放棄に向け可能な限りの手段を取ることで合意した。両外相は、北朝鮮の5回目核実験が北朝鮮核問題の深刻さと対応の緊急性を一層強く実感させたという点で一致し、北朝鮮に核を放棄させるため取り得るすべての手段を講じることを確認し合った。