19日■トルコのシリア難民学校開校支援
在トルコ韓国大使館とトルコ防災危機管理庁(AFAD)は、トルコ南東部のガジアンテプの第2難民臨時保護センターでシリア難民学校の開校式を行った。トルコで国連児童基金(ユニセフ)を通じた間接支援ではなく、直接的な支援でシリア難民学校を設立した国はベルギーやニュージーランドに続き、韓国が3カ国目となる。
18日■政府、対北国連安保理声明を歓迎
外交部の趙俊赫報道官は、国連安全保障理事会が北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射を非難する報道機関向け声明を発表したことについて、歓迎の意を表明した。趙報道官は「北の誤った考え方を変えさせようと、安保理が一致した意思を表明した」と評価した上で、韓国政府は今後も国際社会と緊密に協力し、安保理決議の着実な履行に向けた外交努力を傾注していくと強調した。
17日■正義党、全経連解体決議案を発議
野党正義党が全国経済人連合会(全経連)の解体を求める決議案を発議した。決議案には、正義党議員6人、共に民主党議員55人、国民の党議員9人など、73人が署名した。与党セヌリ党議員1人も含まれている。全経連は昨年10月に、文化コンテンツの開発と人材育成のための「ミル財団」を設立、ことし1月にはスポーツの発展と人材育成を目指す「Kスポーツ財団」を設立したが、設立に当たって大企業から巨額の寄付金を集め、その過程で大統領府が関与したとの疑惑が持ち上がっている。
16日■独製空対地ミサイル、韓国に移送
ドイツ製空対地ミサイル「タウルス」数十発が、ドイツから韓国に移送されていることが明らかになった。タウルスは、ステルス性を備えた長距離ミサイルで、射程距離はおよそ500㌔。戦闘機「F-15K」に搭載される予定で、大田上空を飛行する「F-15K」から発射されると、平壌の主なターゲットに直接打撃を加えることができる。タウルスが配備されると、韓国は、アジアで初めて500㌔以上の遠距離から精密打撃ミサイルを戦闘機に搭載、運用することになる。
15日■北朝鮮がムスダン発射も直後爆発
韓米訓練最終日に合わせ、午後12時33分ごろ、北は平安北道亀城市の飛行場付近から(中距離弾道ミサイルの)ムスダンとみられるミサイル1発を発射したが、発射直後に爆発した。ムスダンは推定射程距離が3500㌔で、米軍のグアム基地まで射程圏内に収める。ムスダン発射はこれで計7発で、成功したのはそのうち1発と、韓国軍当局は判断している。
14日■大統領支持率、最低の26%に低下
世論調査会社の韓国ギャラップは、朴槿惠大統領の支持率を26%と発表。前週より3㌽低い。4週連続の低下で、13年2月の大統領就任後、最も低い支持率となった。不支持率は59%で、前週から2㌽上がった。回答者は「コミュニケーション不足」(15%)や「経済政策」(14%)などを不支持の理由に挙げた。政党支持率でも、与党セヌリ党は28%でトップながら現政権発足後では最低を記録。最大野党の共に民主党が26%で前週より1㌽高い。野党第2党の国民の党も2㌽上がり12%だった。
13日■朴大統領「THAADは防衛措置」
朴槿惠大統領は、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備について、国民の生命を守るための最小限の防衛措置だとした上で、「北の核とミサイルが単なる脅しや交渉のカードではなく、わが民族を破滅に追い込みかねない実際の脅威であるにもかかわらず、一部では何の代案も示さずに反対している」と指摘した。ソウル郊外の京畿道水原市で開催された全国傷痍軍警体育大会に送った映像メッセージで述べた。