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2017/03/10

<週間ダイジェスト>3月2日~3月8日

8日■韓国・トルコ国交60周年の書簡交換

 黄教安・大統領権限代行国務総理とトルコのエルドアン大統領は、国交樹立60周年を迎えたことを祝う書簡を交換した。黄氏はトルコの韓国戦争への参戦で結ばれた両国の血盟関係に基づき、さまざまな分野で協力を拡大してきたことを評価。エルドアン氏は今年の「韓・トルコ文化の年」を迎え、文化交流の拡大を通じて友好関係がさらに強化されることに期待を示した。

7日■韓米首脳が北ミサイルで電話会談

 黄教安・大統領権限代行国務総理は、トランプ米大統領と電話で会談し、北朝鮮による6日の弾道ミサイル発射を受けた対応策を話し合った。米国が緊急の電話会談を要請した背景には、韓米首脳の連携を確認することで、挑発を続ける北朝鮮に警告メッセージを送る狙いがあったとみられる。北朝鮮は先月12日に中長距離弾道ミサイル「北極星2」を発射したのに続き、6日午前、平安北道・東倉里付近から弾道ミサイル4発を同時に発射した。

6日■特別検、朴大統領の収賄関与確認

 朴槿惠大統領と親友の崔順実被告の疑惑を調べてきた特別検察官の捜査チームは、朴大統領が崔被告と共謀し、サムスングループから約430億㌆(約42億円)の賄賂を受け取ったとする捜査結果を発表した。朴大統領が15年、李在鎔サムスン電子副会長のグループ承継のために不可欠だったサムスン物産と第一毛織の合併を支援するよう指示するなど、李氏の経営権承継が円滑に行われるよう全面的に支援し、その見返りとして約430億㌆の賄賂を提供したと判断した。

5日■脱北者の情報提供、報奨金引き上げ

 統一部は、脱北者が提供した情報または持ち込んだ装備に対する報奨金の大幅な引き上げに関する内容を盛り込んだ「北韓離脱住民の保護および定着支援に関する法律施行令一部改正令案」を立法予告したと発表した。改正令案によると、国家安全保障に有用な情報を提供した脱北者に支給する報奨金の限度額が現行の2億5000万㌆(約2500万円)から10億㌆に上がる。北朝鮮の軍事装備とともに韓国入りした脱北者に対する報奨金の限度額も約5~7倍増える。

4日■弾劾賛成派と反対派がソウルで集会

 朴槿惠大統領の弾劾審理の宣告を控え、弾劾の賛成派と反対派がソウル中心部で大規模な集会を開いた。朴大統領の弾劾を求める「朴槿惠政権退陣非常国民行動」は光化門広場で19回目の集会を開き、憲法裁判所に朴大統領の罷免を促したほか、黄教安・大統領権限代行国務総理の辞任を要求した。一方、朴大統領を支持する「大統領弾劾棄却に向けた国民総決起運動本部」のメンバーらは、朴大統領の弾劾に反対する集会を開いた。

3日■韓米野外機動訓練に米軍1万人参加

 韓米連合軍司令部の関係者は、韓国軍と米軍による野外機動訓練「フォールイーグル」に海外からの3600人と在韓米軍を合わせ米軍約1万人が参加すると明らかにした。韓国軍は約29万人が参加する。同関係者は「昨年、最大規模で実施されたため、全体として昨年と同じ水準で行われる」と説明した。フォールイーグルは4月末まで続けられる。今月13日からは指揮所演習「キー・リゾルブ」が実施される。

2日■フィンランドと国防相会談を開催

 韓民求・国防部長官とフィンランドのユッシ・ニーニスト国防相はソウルで会談し、両国の軍事協力策を議論した。韓国とフィンランドの国防相会談は94年7月以来、約23年ぶり。韓国側の招きでニーニスト国防相が韓国を公式訪問するのに合わせ実現した。両氏は軍高官の交流の拡大、軍事教育交流の開始、防衛産業の協力活性化など国防協力の増進策について話し合った。フィンランドはK9自走砲の中古品48両を導入することを決定した。