28日■与野党4党が国会の正常化で合意
与野党4党の院内代表が、国会正常化で合意した。与党「共に民主党」、最大野党の「自由韓国党」、「国民の党」、「正しい政党」の院内代表は国会で会合し、来月4日から18日まで臨時国会を開くことで合意した。また4党は国会常任委員会を開き、来月中に政府部処から業務報告を受ける。与野党は、人事の検証について細かい基準を設けるため、国会運営委員会に人事聴聞制度改善小委員会を設置する。
27日■新古里原発2基の建設中断を決定
政府は、新古里原発5、6号機(蔚山市)の建設工事を一時中断し、国民的な議論の対象にする方針を決定した。工事の中断によるコスト発生は避けられないが、議論を中立的かつ公正に進めるためには一時中断するのが望ましいと判断した。文在寅大統領がこの日午前に開いた閣議で決めた。政府は新古里原発5、6号機について、10人以内の「公論化委員会」を設置し議論を進めることにした。
26日■大統領支持率、2週連続下落74・2%
韓国世論調査会社のリアルメーターが発表した文在寅大統領の支持率は前週に比べ1・4㌽落ちた74・2%で、2週連続で下落した。不支持率は1・2㌽上昇の18・6%となり、4週連続で上がった。リアルメーターは文大統領の支持率下落の背景として、文正仁・大統領統一・外交・安保特別補佐官が、北朝鮮が核・ミサイル開発を中断すれば米国の戦略兵器の韓半島配備と韓米合同軍事演習を縮小できると発言したことへの反発などがあると分析した。
25日■韓国戦争勃発から67年、各地で式典
韓国戦争の勃発から67年を迎え、政府はソウル市内で式典を行った。李洛淵・国務総理をはじめ、政府高官、軍幹部、各界代表、韓国戦争参戦兵、参戦国の外交使節、在韓米軍関係者ら5000人余りが出席した。李国務総理はあいさつで、「6・25戦争(韓国戦争)は民族最大の悲劇だが、われわれは悲劇を奇跡に変えた。文在寅政権は祖国のため、献身した方たちを大切にする。犠牲に見合った待遇を受けられるよう努力する」と述べた。
24日■平昌五輪の南北合同チームを提案
文在寅大統領は、全羅北道・茂朱で開かれた世界テコンドー連盟(WTF)主催の世界テコンドー選手権大会の開会式に出席し、「初めて南北単一(合同)チームを結成し、最高の成績を上げた1991年の世界卓球選手権大会と世界青少年サッカー大会の栄光を平昌冬季五輪でもう一度見たい」と述べ、平昌五輪の南北合同チームの結成を提案した。また「平昌冬季五輪に北の選手団が参加するなら、韓国政府も必要な努力を行い積極的に支援する」と強調した。
23日■北テコンドー演武団、約7000万㌆支給
統一部は、茂朱で開幕する世界テコンドー連盟(WTF)主催の世界テコンドー選手権大会に参加するため訪韓した北朝鮮のテコンドー演武団に対し、演武団の航空運賃や宿泊費などの滞在費として南北協力基金から約7000万㌆(約684万円)を支給したと発表した。北朝鮮住民の往来を支援することを目的に南北協力基金が使われたのは2年8カ月ぶり。韓国政府は14年に仁川で開かれたアジア大会とアジアパラ競技大会に参加した北朝鮮選手団の滞在費として4億6000万㌆を支給した。
22日■THAAD、年内1基で当初合意
文在寅大統領は、青瓦台(大統領府)で行われたロイター通信のインタビューで、在韓米軍への米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備について、大統領就任後に受けた報告によると当初の韓米間の合意では今年後半までに発射台1基を配備する計画だったと発表した。残り5基については来年度に配備するスケジュールだったと強調した。