1日■北が昨年、大宇造船をハッキング
北朝鮮が昨年、大宇造船海洋の電算網に不正アクセスして約4万件の内部資料を盗み取ったが、その中に機密事項約60件が含まれていたことが分かった。不正アクセスの発生後、機務司令部が昨年10月まで大宇造船海洋に対するセキュリティー監査を行い、北朝鮮の仕業であることを確認したという。
31日■韓中、APECで首脳会談開催合意
文在寅大統領が、10~11日にベトナム・ダナンで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、中国の習近平国家主席と2回目の首脳会談を行う。青瓦台(大統領府)国家安保室の南官杓第2次長が発表した。南次長は両国首脳会談の開催合意について、韓中関係の改善に関する両国間の協議の結果、全ての分野の交流協力を速やかに回復させていくことで合意し、今回の会談は履行の最初の段階だと説明した。
30日■北の参加、「IOCが重要性認識」
統一部の白泰鉉報道官は、国際オリンピック委員会(IOC)が北朝鮮の平昌冬季五輪参加が決まった場合に費用を全額負担する意向を示したとの報道に関し、「(IOCも)北の平昌五輪参加の重要性を認識し、積極的に支援する立場を表明したとみられる」と述べた。白氏は「平昌五輪を平和五輪として実現させるため北の参加が必要であり、その点をIOC側に説明し、継続して協議を行っている」と説明した。
29日■外国教科書に韓国表記の誤り数々
韓国を中国領として表記したり、韓国の別称を「新日本」と記述したりするなど、少なくない外国教科書の韓国関連記載に誤りがあることが分かった。国会外交統一委員会の野党議員が韓国学中央研究院などから提出を受けた資料で明らかになった。資料によると、12~16年、米国やカナダ、フランスなど101カ国・地域の教科書で計1356件の韓国関連記載に誤りが見つかった。だが、5年間に修正された記述は534件で、全体の約40%だ。
28日■野党、放送通信委員長解任案提出
保守系最大野党「自由韓国党」は、李孝成・放送通信委員長に対する解任要求決議案を国会に提出した。同党の鄭宇澤・院内代表は議員総会で、「李放送通信委員長に文在寅政権の操り人形にならないように言った。政局を硬直させると明確に警告した」と述べた。放送通信委員会は、MBC大株主である放送文化振興会の補欠理事の選任を強行していた。保守系野党「正しい政党」の朱豪英・院内代表も党会議で、「解任要求決議案に私たちも同調するほかない状況になる可能性もある」と述べた。
27日■憲法裁判所長候補に裁判官を指名
文在寅大統領は、空席となっている憲法裁判所長の候補に李鎮盛・憲法裁裁判官を指名した。李氏は12年9月から憲法裁の裁判官を務めており、任期は来年9月19日まで。法律が改正されなければ、李氏が国会の任命同意手続きを経て所長に就任した場合の任期は同じ来年9月までとなる。李氏はソウル中央地裁所長などを務めた裁判官出身。同ポストは、今年1月末に前任の朴漢徹氏が退任。文大統領から候補に指名された金二洙・憲法裁裁判官の任命同意案が国会で否決され、空席が長期化している。
26日■雪嶽山ケーブルカー事業を「否決」
江原道の雪嶽山に新たにケーブルカーを設置する「雪嶽山五色ケーブルカー事業」について、文化財庁の文化財委員会が再び、否決とする審議の結果を発表した。同事業は、江原道襄陽郡五色里から雪嶽山の海抜1480㍍の地点まで長さ3・5㌔のケーブルカーを設置する事業。文化財委員会は、ケーブルカーの設置によって、天然記念物の山ヤギや景観などに影響を及ぼす可能性が高いとして、否決とした。