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2017/12/01

<週間ダイジェスト>11月23日~11月29日

29日■政府、北のミサイル発射に抗議声明

 政府は、北朝鮮が同日未明に大陸間弾道ミサイルを発射したことを「強力に糾弾する」とする声明を発表した。魯圭悳・外交部報道官が読み上げた声明で、政府は「北の度重なる挑発行為は朝鮮半島はもちろん国際社会の平和と安全に対する重大な脅威」だとし、「北が無謀な挑発によって緊張を高め続けていることを強力に糾弾する」と非難。その上で「これからも強力な韓米連合防衛態勢を基に、北のいかなる挑発にも断固として対応していく」とした。

28日■スリランカ大統領が5年ぶり訪韓

 スリランカのシリセーナ大統領が、国賓として韓国を訪問した。青瓦台(大統領府)によると、スリランカ大統領の訪韓は5年ぶりで、シリセーナ大統領の韓国訪問は5回目。シリセーナ大統領は訪韓最初の日程として韓国最大の仏教宗派、大韓仏教曹渓宗の総本山・曹渓寺(ソウル市鍾路区)を訪れ、ここで文在寅大統領と対面した。2人は参拝したほか、境内横の仏教歴史博物館で平和と幸福、平等をテーマに僧侶を交えて対話したという。

27日■国防相、南北共同警備区域を視察

 宋永武・国防部長官は、南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)を視察した。JSAでは今月13日に北朝鮮軍兵士が銃撃を受けながら韓国側に亡命した事件が起きている。宋氏はJSAの警備部隊で在韓国連軍副司令官らから亡命事件の調査結果に関する報告を受けた。また、韓国国防部長官として初めて軍事境界線のすぐ近くにあるJSAの監視区域を訪問し、亡命した北朝鮮兵の移動経路や境界線などを確認した。

26日■「堕胎罪」廃止を議論、実態調査へ

 青瓦台(大統領府)は、堕胎罪の廃止を求める国民の声が高まっていることに関し、8年間中断していた政府の「妊娠中絶実態調査」を再開することを明らかにする一方、憲法裁判所で堕胎罪が違憲かどうかを問う審理が進んでおり、社会的・法的議論を見守る立場を示した。青瓦台が立場を表明したことを受け、堕胎罪のあり方を巡る議論が活発になりそうだ。

25日■平昌五輪会場を各国大使ら視察

 来年2月に開幕する平昌冬季五輪・パラリンピックの競技場や施設を各国の駐韓大使や経済関係者が視察するイベントが、外交部の主管で開催された。康京和・外交部長官をはじめ、ナッパー米国大使代理、長嶺安政・日本大使ら外交関係者、ブルックス在韓米軍司令官(韓米連合軍司令官兼務)ら米軍関係者のほか、公明党の山口那津男代表や国内外の報道陣ら約200人が出席し、大会の準備状況を視察した。

24日■文大統領が地震被災地の浦項訪問

 文在寅大統領は、15日にマグニチュード(M)5・4の地震が発生した慶尚北道の浦項を訪れた。当初は発生直後に訪れる考えだったが、地震の影響で大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)が23日に1週間延期されたことなどからこの日の訪問となった。文大統領はまず浦項女子高校で生徒たちをいたわり、前日に大学修学能力試験を受けた3年生と対話した。浦項市内の避難所になっている体育館も視察し、被災者に言葉をかけた。この後、地震で大きな被害を受けたマンションを視察し、被害と復旧状況について報告を受けた。

23日■韓国とウズベキスタンが首脳会談

 文在寅大統領は、ソウルの青瓦台(大統領府)でウズベキスタンのミルジヨーエフ大統領と首脳会談した。会談で文大統領は、両国が国交正常化以降の25年間で戦略的パートナー関係を急速に発展させたことを評価した。両首脳は両国関係を量的・質的に格上げするため、高官交流の拡大、協力の法的・制度的基盤強化、協力分野の多角化を推進することで一致した。