10日■駐日大使、二階幹事長に理解求める
李洙勳・駐日韓国大使は、康京和・外交部長官が、慰安婦問題をめぐる韓日政府間合意について、合意の再交渉を求めない一方で日本政府の自発的な対応を求めたことと関連し、自民党の二階幹事長と会った。李洙勳大使は、「韓国政府が打ち出した新たな対応方針は、ほとんどが韓国政府が履行するもので、韓日合意を破棄したものではない」と述べ、日本側の理解を求めた。
9日■文大統領、UAE執行関係庁長官と会談
文在寅大統領は、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のハルドゥーン・アル・ムバラク執行関係庁長官と青瓦台(大統領府)で会談した。文大統領は韓国企業がアブダビで進めているバラカ原発の建設プロジェクトを含む多様な分野で実質的な協力を深化・発展させるのに同氏が決定的な役割を担っていると評価した上で、「韓国とUAEの戦略的パートナー関係をさらに発展させたい」と述べた。
8日■6カ国協議の韓日首席代表が協議
北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲・韓半島平和交渉本部長と日本首席代表の金杉憲治・外務省アジア大洋州局長が、ソウルの外交部で会合を開き、南北高官級会談をはじめとした韓半島情勢について意見を交わした。協議は非公開で行われた。北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の「新年の辞」発表を受けた韓半島状況について認識を共有した上で、南北関係の進展、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議の完全履行などを話し合ったとみられる。
7日■首都圏で高病原性鳥インフル発生
韓国最大の鶏産地の京畿道抱川市の養鶏農家からH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出され、精密検査が行われた結果、高病原性鳥インフルエンザだったことが明らかになった。今回検出されたのは、高病原性H5N6型だという。抱川市は首都圏であるうえに、平昌冬季オリンピックが開催される江原道からも近いため、オリンピック開幕をおよそ1カ月後に控えて、当局は防疫により一層力を入れている。
6日■米大統領、南北対話を100%支持
トランプ米大統領は記者会見で、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と電話会談を行う意向があるかの質問に対し、「もちろんだ。常に対話を信じている」として、「まったく問題ない」と述べた。また、平昌五輪・パラリンピック期間中の韓米合同軍事演習見送りで合意した文在寅大統領との電話会談に言及し、「両国(南北)が良くなることを望む。彼ら(北朝鮮)が五輪に参加したら、そこから始まると思う」とした上で「(南北対話を)100%支持する」と述べた。
5日■文大統領の支持率上昇し72・1%
世論調査専門機関リアルメーターが2~3日、全国19歳以上の有権者1万7072人に電話をかけ、計1004人に調査を実施した結果、文大統領の1月第一週の支持率は12月第一週以降、一カ月ぶりに再び70%台に回復した。文大統領の支持率は北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の「平昌五輪代表団派遣および南北当局会談の提案」の新年のあいさつに対して、歓迎の立場を示した2日に70・8%に上昇した。
4日■前政権の崔炅煥・経済副総理逮捕
検察は、朴槿惠前政権時代に情報機関の国家情報院(国情院)から裏金を受け取ったとして元経済副総理兼企画財政部長官の崔炅煥議員(最大野党・自由韓国党)を収賄容疑で逮捕した。崔容疑者は朴槿惠前大統領(収賄罪などで公判中)に近い「親朴派」として知られる。朴政権で経済副総理兼企画財政部長官を務めていた14年、国情院から特殊活動費を流用した裏金1億㌆(約1060万円)を受け取った疑いが持たれている。