14日■北の平昌参加で約2億8400万円支援
政府は南北交流協力推進協議会を開き、北朝鮮の平昌冬季五輪参加を受け、南北協力基金から28億6000万㌆(約2億8400万円)を支援することを議決した。北朝鮮の高官代表団や芸術団、応援団、テコンドー演武団の滞在費などに充てる。統一部によると、北朝鮮代表団の訪韓に必要な便宜を図り、文化協力事業の推進にかかる経費を支援するという。
13日■崔順実被告に1審判決で懲役20年
一連の汚職スキャンダルで罷免された朴槿惠・元大統領の親友で、事件の中心人物とされる崔順実被告の1審の判決公判がソウル中央地方裁判所で開かれ、裁判所は、崔被告に対して懲役20年、罰金180億㌆(約18億円)、追徴金約73億㌆の判決を言い渡した。崔被告は、収賄罪、詐欺未遂など合わせて18の罪に問われ、検察は昨年12月、崔被告が国政介入事件の始まりで終わりだとして、懲役25年を求刑していた。
12日■李国務総理が大島衆院議長と会談
李洛淵・国務総理は、政府ソウル庁舎で日本の大島理森衆院議長と会談し、「平昌冬季五輪と2020年東京五輪を機に両国国民の交流と協力が強化されることを期待している」と述べた。大島氏は、韓日議会未来対話で両国関係の発展に向けた率直で有益な意見交換が行われたと語った。両氏は、98年に当時の金大中大統領と小渕恵三首相が発表した「韓日共同宣言」から今年で20年になることを受け、共同宣言の協力精神を基盤に両国関係の発展に向け努力することで一致した。
11日■文大統領、正恩氏妹らと北公演鑑賞
文在寅大統領夫妻は、金正恩・朝鮮労働党委員長の特使で妹の金与正・党第1副部長ら北朝鮮高官代表団と共に、ソウルの国立劇場で北朝鮮芸術団「三池淵管弦楽団」の公演を鑑賞した。文大統領は「われわれが会ったことが大事だった。この種火を大きくし、かがり火になるよう南北が協力しよう」と応じた。公演会場では文大統領の右隣に金与正氏が座った。北朝鮮代表団は芸術団の公演後、北朝鮮に戻った。
10日■安倍首相、韓米軍事演習実施要望
青瓦台(大統領府)高官は、安倍晋三首相が9日に開かれた文在寅大統領との会談で、北朝鮮が反発している定例の韓米合同軍事演習を平昌冬季五輪・パラリンピック後に延期したことについて「延期する段階ではない」として、「予定通り実施することが重要だ」との考えを示したと伝えた。これに対し、文大統領は「北の非核化が進展するまで軍事演習を延期しないよう求めるものと理解する。だが、この問題はわれわれの主権問題であり、総理がこの問題を直接取り上げることは困る」と強調した。
9日■韓国とオランダの首脳が会談
文在寅大統領は、平昌冬季五輪に合わせて訪韓したオランダのルッテ首相と五輪開催地の平昌で会談した。文大統領は国連安全保障理事会の非常任理事国と北朝鮮制裁委員会議長国を務めるオランダが対北朝鮮政策と関連し、韓国政府と緊密に協力する点を高く評価した。また「北の平昌五輪参加により醸成された対話ムードが五輪以降も続き、北核問題の平和的な解決策の摸索に向けた対話に発展するよう支持してほしい」と要請した。
8日■文在寅大統領が独大統領と会談
文在寅大統領は、訪韓中のドイツのシュタインマイヤー大統領との会談に続き、昼食を共にしながら両国関係の発展策を協議し、韓半島情勢などについて意見を交換した。文大統領は「北の平昌冬季五輪への参加決定で南北関係の改善と平和五輪の開催に対する期待が高まっている中、東西対立を克服し和合と統一を成し遂げたドイツの経験がわれわれに多くの教訓とインスピレーションを与えてくれる」と述べた。