21日■ロボット部隊、韓国陸軍に編成へ
国防部が国会に報告した部隊構造再編計画によると、陸軍は第1軍司令部と第3軍司令部を統合して年内に創設する地上作戦司令部から師団級部隊まで、各級にドローン(小型無人機)とロボットを用いた部隊(ドローンボット戦闘団)を新たに編成する方針だ。戦闘団は偵察・攻撃用ドローン部隊と戦闘用ロボット部隊からなり、敵の拠点や弾道ミサイル、長距離砲などを監視し、必要に応じてドローンで攻撃する。
20日■韓国とスロベニアが首脳会談
文在寅大統領は、平昌冬季五輪に合わせて韓国を訪問したスロベニアのパホル大統領と首脳会談を行った。パホル大統領は「文大統領の対北政策を強く支持する。深い対立よりは危険を冒してでも対話を始めることに一層価値があるという側面から、文大統領の政策が国際社会を鼓舞することを望む」と述べた。また、「対話を支持するが、同時に制裁も支持する」として、国際社会が連携し、北朝鮮に圧力をかけることも重要との認識を明らかにした。
19日■韓国とスウェーデンの外相が会談
康京和・外交部長官は、平昌冬季五輪に合わせて訪韓したスウェーデンのバルストロム外相とソウル・外交部庁舎で会談し、両国関係や国際社会での協力、韓半島情勢などについて意見を交換した。両外相は今回の平昌五輪を機につくられた南北対話のモメンタム(勢い)を維持し、北朝鮮核問題の平和的な解決に向けた対話につながるよう外交的な努力を続けていくことで一致した。康長官は、スウェーデンが今後も役割を果たしていくことを要請した。
18日■離散家族再会へ南北赤十字が接触
大韓赤十字社は、北朝鮮の朝鮮赤十字会と昨年秋から5カ月間にわたって離散家族の再会について協議を続けてきたことがわかった。離散家族再会に向けた南北の公式協議は、15年10月を最後に途絶えている。南北交流は、今年元日に金正恩・朝鮮労働党委員長が新年のあいさつで南北関係改善の意志を示したことをきっかけに活発になっているが、人道的問題についてはその前の昨年秋から水面下の接触が行われていたことになる。
17日■文大統領、南北首脳会談に慎重姿勢
文在寅大統領は、平昌冬季五輪のメインプレスセンターを訪れ、国内外の報道関係者を激励した。文大統領は南北首脳会談の開催について「大きな期待が寄せられているが性急な感がある」との考えを示した。朝米間の対話も必要だとの共通認識が少しずつできつつあるとした上で「最近の南北対話が北と米国との非核化対話へとつながることを待っている」と述べた。
16日■文大統領、中国国民に映像あいさつ
文在寅大統領は、中国国営中央テレビを通じて、中国国民に旧正月のあいさつを送った。文大統領は中国語で「みなさん、こんにちは」とあいさつし、「今、韓国では冬季五輪が開かれています。2022年の北京冬季五輪も成功裏に開催されると信じています」と語った。韓国の大統領がテレビを通じて中国人にあいさつをするのは異例のことで、中国人に親しみを持ってもらうことで、韓中関係の発展をはかる狙いがあるものとみられる。
15日■政府、イラク復興に2145万㌦支援へ
林聖男・外交部第1次官は、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いなどで荒廃したイラクの復興を国際社会で支援するためにクウェートで開かれた閣僚級会合に韓国首席代表として出席し、今年2145万㌦(約23億円)を支援する計画を発表した。このうち政府開発援助(ODA)が1145万㌦、人道支援が1000万㌦となる。今回の閣僚級会合はイラク政府、クウェート政府、国連、世界銀行、欧州連合(EU)が共同で主催した。