7日■文大統領が与野党代表と会合
文在寅大統領は、青瓦台(大統領府)で開かれた与野党5党の代表との会合で「韓半島の平和と非核化において非常に重要な山場を迎えた」としながら「これからが始まりなのでまだ楽観できない状況だ」と慎重な姿勢を示した。文大統領は北朝鮮との一連の交渉について、「これまでの過程では、事前にトランプ米大統領と緊密に協議してきた」と与野党の代表に説明した。
6日■与党、忠清南道知事を除名処分
与党「共に民主党」の有力政治家で、忠清南道知事だった安熙正氏が秘書の女性から性的暴行を受けたと告発された問題で、同党は、ソウル市内の党本部で安氏に対する懲戒を協議し、除名処分とすることを決めた。安氏の秘書は5日、報道番組に出演し、安氏から数カ月にわたり、性的暴行を受けたと告発した。安氏は事実を認めて知事を辞職し、政界から引退すると表明。
5日■李元大統領に収賄疑惑で出頭要請
ソウル中央地検は、100億㌆(約9億8700万円)以上の収賄疑惑などが持たれている李明博元大統領に対し、14日午前に出頭するよう求めた。容疑者として聴取する方針だ。検察関係者は「実体的な真実を究明するためには、李元大統領の調査が欠かせない」と説明。「資料を十分に集めており、調査する内容が膨大だ」として、「通常の手続きにより、対面調査が避けられない状況」と述べた。
4日■統一地方選まで残り100日
文在寅政権発足後初めてとなる統一地方選挙(6月13日投開票)まで、残り100日となった。広域自治体の首長や議員、教育監(教育委員会に相当する教育庁のトップ)などを選ぶ今回の選挙の勝者が政局の主導権を握ることになるだけに、政権の信任を得ようとする与党と反撃の機会を伺う野党が激戦を繰り広げることになりそうだ。文在寅大統領の高い支持率を背景に選挙に臨む共に民主党は、17カ所のうち、最激戦地のソウル市など首都圏3カ所を含む9カ所以上での勝利を目指す。
3日■文大統領の支持率、4%下落の64%
「韓国ギャラップ」の世論調査で、文在寅大統領の国政遂行に対する支持率が、一週間前より4㌽下落した64%となった。否定的評価は26%だった。平昌冬季五輪の閉会式に出席するなど2泊3日の日程を終えて帰国した金英哲・労働党中央委員会副委員長兼統一戦線部長の訪韓をめぐる議論が影響を及ぼしたと見られる。肯定的評価の理由は、「円滑な疎通・国民との共感能力(17%)」や「対北朝鮮政策・安全保障(13%)」などだった。否定的評価の理由は「対北朝鮮関係・親北朝鮮の傾向」が25%で1位を占めた。
2日■文大統領、米大統領と電話会談
文在寅大統領は、トランプ米大統領と電話会談し、「金正恩・朝鮮労働党委員長が妹の金与正氏を特使として派遣したことへの答礼として、韓国からも近く北朝鮮へ特使を派遣する計画である」と伝えた。文大統領とトランプ大統領は、今回の会談で南北対話への流れを維持しながら、韓半島の非核化へつなげる努力を続けていくことにした。文大統領は「ペンス副大統領とイバンカ大統領補佐官の派遣を含む、トランプ大統領の支持が、オリンピックの成功を可能にした」と感謝の意を表した。
1日■文大統領、三・一運動記念式出席
日本の植民地支配に抵抗して1919年に起きた三・一独立運動を記念する「3・1節」の記念式典が、ソウル市内の西大門刑務所歴史館(旧刑務所跡)で開かれた。文大統領は演説で、「三・一運動の最も大きな成果は、独立宣言書に基づく大韓民国臨時政府の樹立だった」と評価し、「韓国を国民が主(あるじ)の民主共和国にしたのが三・一運動」と強調した。