14日■李明博・元大統領を取り調べ
李明博・元大統領が、大統領在職中(2008~13年)の収賄容疑などで取り調べを受けるため、ソウル中央地検に出頭した。検察は地検10階の特別調査室で李氏の取り調べを行った。李氏は地検の玄関前で600人ほどの報道陣を前に「国民の皆さんにご心配をかけ、大変申し訳ない」「元大統領として言いたいことは多いが、控えるべきだと自ら誓った」などと述べた。
13日■韓国軍、ミサイル90発を追加導入
韓国軍が、空軍戦闘機に搭載する長距離空対地ミサイル「タウルス」90発を追加で導入するための契約を結んだ。欧州製のタウルスは射程500㌔以上のミサイルで、標的を精密攻撃できる。韓国軍は北朝鮮の核・ミサイル脅威への抑止力を強化する目的で2013年にタウルス170発の導入契約を結び、順次配備している。16年にはさらに90発の購入を決め、契約締結を推進してきた。
12日■在韓米軍駐留経費負担巡り協議
韓国と米国は先週米ハワイ州ホノルルで行われた在韓米軍駐留経費負担に関する特別協定(SMA)締結に向けた協議で、それぞれの基本的な立場を明らかにし、意見交換をした。同当局者は、今後の協議が難航する可能性があるとの見方を示した上で、「1回や2回の協議では終わるものではない」と話した。また「両者ともに連合防衛態勢の強化と韓米同盟の発展に寄与する方向で今回の協議を進めるべきという点で一致した」と伝えた。
11日■韓米上陸作戦訓練に「ワスプ」投入
韓国と米国の海軍・海兵隊が来月初めに開始する合同の上陸作戦訓練「双竜訓練」に、米海軍が強襲揚陸艦「ワスプ」を投入する予定だ。双竜訓練は韓米両軍が毎年春ごろに実施する合同野外機動訓練「フォールイーグル」に合わせて行われる訓練で、偶数年は大きな規模で実施される。強襲揚陸艦は垂直離着陸機などを搭載して上陸作戦を支援する。
10日■元女子アナ、最大野党に入党
韓国の元MBCテレビアナウンサー、裵ヒョンジン氏(34)が、保守系の最大野党「自由韓国党」に入党した。裵氏は2010年から17年まで、同局の看板ニュース番組「ニュースデスク」のアナウンサーを務めた。だが、保守政権下で任命された社長ら経営陣の退陣を求めて労組が実施したストライキに参加せずにアナウンサーを続け、労組側と対立。昨年末、経営陣が更迭されストに参加していた労組員が復帰すると裵氏は番組を降ろされ、今月退社していた。
9日■文大統領の支持率急上昇、70%台
世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、文在寅大統領の支持率は前週より7㌽急上昇し71%となった。ここしばらくは60%台を推移していたが、約2カ月ぶりに70%台を回復した。不支持率は4㌽下落の22%。韓国ギャラップは、文大統領の特使が5~6日に北朝鮮を訪れ南北首脳会談の開催などに合意する成果を収めたことが、支持率を押し上げたと分析している。
8日■文大統領、IOC会長に勲章授与
文在寅大統領は青瓦台(大統領府)で、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長にスポーツ勲章最高位の青龍章を授与した。青瓦台関係者は、「平昌冬季五輪を成功させるためバッハ会長が積極的に協力したことに対する感謝の意味で授与することにした」と説明した。韓国政府はこれまでもIOC会長に青龍章を授与している。ソウル五輪開催決定後の1982年と、88年のソウル五輪後の2回、当時IOC会長だったサマランチ氏が受章した。13年には平昌五輪の誘致に協力した功労でロゲ氏に贈られた。