21日■文大統領「南北・米の3カ国会談も」
文在寅大統領は、4月末の南北首脳会談と5月に開催見通しの朝米首脳会談について「南北と米国の3カ国首脳会談につながる可能性もある」との見解を示した。青瓦台(大統領府)で開かれた南北首脳会談準備委員会の会合で述べた。文大統領は南北、朝米首脳会談とその後に続く会談を通じ、韓半島の核問題と平和問題が完全に解決されなければならないと強調した。
20日■平壌公演巡る南北実務協議が終了
韓国芸術団の平壌公演に向け、韓国と北朝鮮が軍事境界線上にある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開いた実務協議が終了した。韓国は芸術団の音楽監督に内定した人気作曲家のユン・サン氏を首席代表とし、北朝鮮からは芸術団「三池淵管弦楽団」の玄松月団長が代表として出席した。南北は、約160人からなる韓国芸術団が31日から4月3日まで訪朝し、平壌で2回の公演を開くことで合意した。
19日■文大統領、26日に憲法改正案発議
青瓦台(大統領府)は、文在寅大統領が憲法改正案を26日に国会に発議することを決め、準備を指示したと伝えた。文大統領は6月13日の統一地方選と同時に改憲の是非を問う国民投票を実施することを公約として掲げていた。改憲案は公告してから60日以内に国会が議決しなければならない。青瓦台の陳声準・政務企画秘書官は会見で、文大統領は22~28日の海外歴訪日程を踏まえ、帰国後に発議することを検討していたが、憲法が定める60日の国会審議期間を保障してほしいという党の要請を受け入れたと説明した。
18日■韓国・EU外相会談、協力を確認
康京和・外交部長官は、欧州連合(EU)外相理事会出席のため訪れたベルギー・ブリュッセルでEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表(外相)と会談し、韓半島情勢などを巡り協議した。外交部によると、康氏は4月末に予定される南北首脳会談と5月までに開かれる見通しの朝米首脳会談の成功、北朝鮮核問題の平和的解決、韓半島の恒久的な平和定着に向け、EUの持続的な支持と協力を要請。モゲリーニ外相は、北朝鮮核問題の平和的解決を目指す韓国政府の立場を支持し、積極的に寄与する準備ができていると応じた。
17日■韓米首脳、北朝鮮問題で電話会談
文在寅大統領は、トランプ米大統領と電話で会談した。両首脳は、北朝鮮が非核化に向け積極的な行動に出るよう、緊密に連携していくことで一致した。電話会談は韓国からの要請で35分間行われた。青瓦台(大統領府)によると、文氏は「韓半島の非核化は、韓半島はもちろん世界の平和を維持するための最も重要な目標かつ過程であり、いかなる状況と条件の下でも決して譲ることができないというのがわれわれの確固たる立場だ」と述べた。
16日■南北首脳会談へ準備委員会が始動
文在寅大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長による4月下旬の首脳会談開催に向け、韓国の準備委員会が青瓦台(大統領府)で初の全体会議を開いた。初会議は準備委の委員長を務める任鍾晳・大統領秘書室長が取り仕切った。総括幹事の趙明均・統一部長官や準備委員が出席し、首脳会談の議題や、会談に向けた北朝鮮側との実務接触の推進などについて話し合った。
15日■李元大統領、容疑のほとんど否認
李明博元大統領が大統領在職中(2008~13年)の収賄容疑などで検察の取り調べを受けた。李氏は以前から関与を否定していたが、取り調べでも一貫して否認したことが分かった。李氏は計100億㌆(約10億円)以上に上る収賄、横領・背任、脱税、職権乱用、公職選挙法および大統領記録物管理法違反などの容疑が持たれており、約20件の案件について調べを受けた。