9日■訪朝の米国務長官、会談日程議論
青瓦台(大統領府)は、ポンペオ米国務長官の訪朝に関し、朝米首脳会談の日程について北朝鮮側と議論するとの見解を示した。青瓦台高官は、ポンペオ氏が北朝鮮側と何を話すのかとの記者の質問に「(朝米首脳会談の)日時を議論すると予想する」と述べた。朝米会談の議題についても取り上げられるかとの質問に対しては「そこまでは(わからない)」と答えた。
8日■金正恩氏が訪中、習主席と会談
北朝鮮の金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)が7~8日に中国遼寧省大連市を訪問し、習近平国家主席と会談した。金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)は帰国の途に就く際、習近平中国国家主席に、今回の訪中と会談が「私たちの間の特別で親密な関係と友情、同志としての信頼を一層増進させ、朝中両国の社会主義の偉業に対する支持と協調を強化し、朝中親善をより進展させていく重要な動力になった」との親書を渡した。
7日■「出入国・外国人庁」に名称変更へ
法務部に所属し出入国業務を担当する「出入国管理事務所」が、名称変更される。19カ所の事務所のうち、規模が大きく業務が多い仁川空港とソウル、釜山、仁川、水原、済州の6カ所は「出入国・外国人庁」に、残り13カ所は「出入国・外国人事務所」となる。出入国管理事務所という名称は、1954年に金浦空港に金浦出入国管理事務所が開庁してから本格的に用いられたとされる。だが、外国人を管理するといったマイナスのイメージを持たれやすいこと、出入国審査以外にも滞在管理や難民、国籍など多様な業務を担っていることを指摘する意見が少なくなかった。
6日■ソウル市、南北協力組織を拡大へ
韓国と北朝鮮の融和ムードが高まっていることを受け、ソウル市は南北協力事業を担当する組織の規模を拡大する方針だ。同市関係者は、「南北交流を担う『局』の新設を推進している」と伝えた。南北関係が急速に改善し、交流事業の活発化や政府との協力などに備え、組織強化が必要になってきたとソウル市は説明する。今後、ソウルと平壌の都市協力やスポーツイベントの共催などを推進するとみられる。
5日■北朝鮮の標準時、韓日と同じに
北朝鮮は、標準時の「平壌時間」を30分早め、韓国や日本の標準時に統一した。4月の南北首脳会談で合意したもので、2015年8月に導入された平壌時間は3年足らずで元に戻された。もともと北朝鮮と韓国に時差はなく日本と同じだったが、北朝鮮は15年8月に「日帝時代の残滓」という理由で、標準時を30分遅らせた。北朝鮮が標準時を統一したのは南北改善の意思を示す側面があるとの評価が出ている。
4日■外交政策で国民との意思疎通強化へ
外交部は、外交政策に関する国民との意思疎通を強化するため、「国民外交センター」を開設した。康京和・外交部長官は開所式で「外交でも民主的な正当性が重要になる時代が到来した」として、「政策決定の過程で国民との意思疎通を強化し、政策ごとに民主的な正当性が高まると思う」と述べた。また、「外交部は国民が積極的に意見を出し、政策樹立に参加する国民と共にする外交を推進する」と強調した。
3日■文大統領が国会議長ら要人と会合
文在寅大統領は、丁世均・国会議長、李洛淵・国務総理、李鎮盛・憲法裁判所長、権純一・中央選挙管理委員長を青瓦台(大統領府)に招いて昼食会を開き、南北首脳会談の結果を説明した。文大統領は「昨年はわが国を取り巻く安全保障環境が非常に良くなかったが、その後改善され南北首脳会談開催にまでつながった」と述べた。今回、金命洙・大法院長は海外出張のため出席できなかった。