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2018/05/18

<週間ダイジェスト>5月10日~5月16日

16日■北朝鮮が南北閣僚級会談中止表明

 北朝鮮の朝鮮中央通信は、板門店で開催予定だった南北閣僚級会談を無期限延期すると報道した。11日から始まった韓米軍事演習を理由としている。統一部の趙明均長官は、北朝鮮に通知文を送り韓国側の立場を表明する意向を明らかにした。趙長官は、「北側の通知文や朝鮮中央通信の報道以外に把握している内容はない。状況を総合的に判断したい」と述べた。

15日■米下院「在韓米軍は2万2000人維持」

 在韓米軍について、安全保障が確実に保証されない限り、2万2000人以下に縮小してはならないとする内容を盛り込んだ国防授権法の修正案が、米下院軍事委員会で可決された。修正案は、在韓米軍の縮小が国家安全保障に合致し、地域の同盟の安全保障を深刻に阻害しないという米国防長官の保証がない限り、2万2000人以下に縮小してはならないとしている。修正案は、下院全体会議で最終的な採決が行われる。

14日■文大統領の支持率微減の76・3%

 世論調査会社リアルメーターが発表した調査結果によると、文在寅大統領の支持率は前週より1・1㌽下落の76・3%だった。不支持率は1・8㌽上昇の17・7%。文大統領の支持率は、先月27日の南北首脳会談の効果で5月第1週の調査では急上昇した。3週連続で上昇していたが、第2週の今回調査では小幅下落に転じた。一方、国会空転の責任を取り国会議員が歳費を返還すべきだとの意見に81・3%が同意を示した。

13日■大統領府、北の核実験場廃棄歓迎

 青瓦台(大統領府)の金宜謙報道官は、北朝鮮が北部の豊渓里にある核実験場を23~25日に廃棄すると発表したことについて、「南北首脳会談の約束履行を言葉ではなく行動で見せるという意志の表れ」として、「歓迎する」と表明した。北朝鮮が国際記者団の現地取材を認める用意があると表明したことに関しては、「核実験場の廃棄を国際社会に透明に公開するという意味もある」とした。

12日■権錫昌・自由韓国議員の当選無効

 最大野党・自由韓国党の権錫昌議員(忠清北道堤川・丹陽)が、最高裁で公職選挙法違反罪の有罪確定判決を受けた。最高裁3部は、選挙法と国家公務員法違反などの罪で起訴された権議員の上告審で、当選無効刑である懲役8カ月執行猶予2年、資格停止1年を宣告した原審を確定した。権議員の議員職喪失で、韓国党の議席数は114議席に減り、与党・共に民主党(121席)との差が7議席に広がった。

11日■朝米首脳会談、シンガポールで開催

 史上初の朝米首脳会談が6月12日にシンガポールで開かれると、トランプ米大統領がツイッターで明らかにした。トランプ大統領と北朝鮮の金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)は首脳会談で、最大の議題である非核化、韓国戦争の終戦宣言と休戦協定の平和協定転換などについて決着をつけるとみられる。トランプ大統領は板門店を開催候補地として言及するほど関心を寄せていた。しかし、米政府内の強硬派が、開催地が会談の内容や結果に与える影響が小さくないことを強調したため、板門店が候補地から外されたとされる。

10日■韓米首脳が米国人解放など意見交換

 文在寅大統領は、米国のトランプ大統領と電話で会談した。青瓦台(大統領府)関係者によると、両首脳は北朝鮮で拘束されていた米国人3人が解放されたことについて意見交換を行った。トランプ大統領は「今回の解放が今後の米朝会談に肯定的な影響を与えるだろう。文大統領の支援に感謝する」と述べた。文大統領は3人の解放について「人権と人道主義の面で非常に望ましい決定であり、トランプ大統領の決断と指導力のおかげだ」と述べた。