6日■文大統領「非武装地帯の遺骨発掘を」
国を守るため犠牲になった人々を追悼する「顕忠日」を迎え、国立墓地・大田顕忠院で追悼式が営まれ、あいさつに立った文在寅大統領は「韓国戦争で戦死した軍人と警察の遺骨発掘を最後の一人まで続ける」としながら、「南北関係が改善されれば、まず非武装地帯の遺骨発掘を進める」と述べた。また、国や人のために尽くした人が報われるよう、国としての役割と責任を果たすと繰り返した。
5日■フィリピンと放送分野で交流協力
文化体育観光部は、フィリピン大統領府広報部と放送分野での交流協力のための了解覚書(MOU)を締結した。今回のMOU締結はフィリピンのドゥテルテ大統領の訪韓を機に行われ、都鍾煥・文化体育観光部長官とフィリピンのアンダナール広報業務担当相が両国を代表して署名。放送分野での人的交流を拡大し、両国の放送機関間の協力を強化する内容が盛り込まれた。
4日■韓・ベトナム国防相会談、協力協議
宋永武・国防部長官は、ベトナム・ハノイで同国のゴ・スアン・リック国防相と会談し、韓半島情勢や防衛産業協力などについて議論した。国防部によると、宋氏は2度にわたる南北首脳会談について説明し、「韓国政府はこうした(会談の)成果が朝米首脳会談の成功につながり、韓半島の完全な非核化や恒久的な平和体制構築が実現するよう努力している」と述べた。また、両国は国防相会談に合わせ、物品役務相互提供協定を締結した。
3日■韓米国防相会談、同盟維持を確認
宋永武・国防部長官は、アジア安全保障会議(シャングリラ対話)が開催中のシンガポールで米国のマティス国防長官と会談した。会談では韓半島の安全保障に関する連携策や韓米同盟の主な懸案について協議し、合意内容を盛り込んだ共同報道文を発表した。報道文によると、両長官は「板門店宣言を含む最近の2度の南北首脳会談の結果を歓迎し、南北会談を通じもたらされた前向きな変化が朝米(米朝)首脳会談に向け良い環境を整えている」と評価した。
2日■トランプ氏、朝米首脳会談開催表明
トランプ米大統領は、ホワイトハウスで北朝鮮の金英哲・党副委員長兼統一戦線部長と会談後、記者団に対し、12日にシンガポールで金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)と会談すると明言した。トランプ氏は「12日に金委員長と会う」として、「この日の会談で『ビッグディール』があると思う」と述べ、会談への期待を示した。その上で、会談で「(韓国戦争の)終戦宣言が出る可能性もある」と強調した。
1日■軍事・赤十字会談開催で南北合意
韓国と北朝鮮は、軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で開かれた閣僚級会談で、韓国戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会に向けた赤十字会談を22日に北朝鮮の金剛山で、将官級軍事会談を14日に板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開催することで合意した。また8月から開催されるアジア大会への合同参加や、南北統一バスケットボール大会開催に向けたスポーツ当局会談は18日に平和の家で開催するとした。
31日■13日の統一地方選、選挙戦始まる
13日に投開票される統一地方選と国会議員の再・補欠選挙の公式選挙運動が、始まった。文在寅政権発足後初めて実施される全国規模の選挙で、文政権の信任が問われる。ソウル市長など広域団体長17人、教育監17人、区長など基礎団体長226人、市・道議会議員の広域議員824人、区議会議員など基礎議員2927人、教育議員(済州道)5人の計4016人が選出される。ソウル(2選挙区)や釜山、全羅南道などの12選挙区では国会議員の再・補欠選が行われる。