4日■南北統一バスケ大会が平壌で開幕
15年ぶりの開催となる南北統一バスケットボール大会が、北朝鮮・平壌の柳京鄭周永体育館で開幕した。初日は南北混成チーム「平和チーム」と「繁栄チーム」が対戦。女子に続き男子の試合が行われた。8月にインドネシア・ジャカルタなどで開催されるアジア大会でバスケの合同チームを結成する南北の選手にとって今大会は友情を深める機会になった。試合は国際バスケットボール連盟の規則に従って行われた。金正恩・国務委員長はこの日の試合を観戦しなかった。
3日■南北離散家族の生死確認依頼書交換
韓国と北朝鮮は、韓国戦争などで生き別れになった離散家族の再会行事のため、軍事境界線がある板門店で離散家族の生死確認依頼書を交換したと、大韓赤十字社の関係者が伝えた。南北は6月22日に赤十字会談を開き、それぞれ100人ずつが参加する離散家族の再会行事を8月20~26日に北朝鮮・金剛山で開催することで合意した。南北の赤十字は25日までに、依頼書に基づく生死確認の結果を記した回答書を交換する予定だ。
2日■康京和外相がタイ首相を表敬訪問
タイを訪問している康京和・外交部長官は、プラユット首相を表敬訪問した。康外相は韓半島の恒久的な平和構築、東南アジアや南アジアなどとの協力拡大を進める「新南方政策」など、韓国政府が推進する東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係強化に向けた努力について説明し、タイ政府の積極的な協力を要請した。
1日■南北が「海上ホットライン」再開
国防部は、黄海上の北朝鮮艦艇とのホットラインの運用が正常化したと発表した。南北艦艇間のホットライン再開は10年ぶり。海上で偶発的衝突の防止に役立つとみられる。南北軍事当局は南北首脳による「板門店宣言」がうたう平和体制構築に向けた措置を履行するため、先月に南北将官級軍事会談を開くなどし、ホットライン再開を含む黄海上での衝突防止策について話し合ってきた。
30日■金剛山施設点検団「改修が必要」
韓国戦争などで生き別れになった離散家族の再会行事を準備するため、北側の金剛山を訪れていた韓国の施設点検団が帰国した。施設点検団は、統一部の金炳大・人道協力局長を団長に、大韓赤十字社や金剛山観光事業者である民間会社の現代峨山の関係者ら20人で、3日間にわたって金剛山にある離散家族面会所や金剛山ホテルなどの点検を行った。点検団は、前回の行事から時間がかなり経っているため改修が必要な部分が多く、行事の成功に向けて施設の全般的な改修を行っていきたいとしている。
29日■前政権副総理、収賄罪で懲役5年
朴槿惠前政権時代に情報機関の国家情報院(国情院)から裏金を受け取った罪に問われた元経済副首相兼企画財政部長官の崔炅煥被告に対する判決公判が、ソウル中央地裁であった。地裁は崔被告に懲役5年、罰金1億5000万㌆(約1500万円)、追徴金1億㌆の判決を言い渡した。崔被告は14年、国情院から特殊活動費を流用した裏金1億㌆を受け取ったとして今年1月に逮捕・起訴された。
28日■韓米国防相、作戦権早期移管で一致
宋永武・国防部長官は、マティス米国防長官とソウルの同部庁舎で会談し、米軍から韓国軍への有事作戦統制権移管に必要な条件を早期に整えることができるよう協力を強化することで一致した。両長官は会談後に発表した共同報道文を通じ「有事作戦統制権移管の準備において相当の進展があることに注目し、今後の朝鮮半島を取り巻く安全保障の状況変化を十分考慮しながら、統制権移管に必要な条件を早期に満たすことができるよう協力を強化していく」との方針を示した。