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2018/07/13

<週間ダイジェスト>7月5日~7月11日

11日■文大統領、タイ洞窟の救出劇に投稿

 タイ北部チェンライ県で洞窟に閉じ込められていた地元サッカーチームの少年ら13人全員が、同国の海軍特殊部隊などに救出されたことについて、文在寅大統領は、ツイッターに「世界がタイの奇跡を見守った。国民の命を守る国の役割を見た。タイの少年たちと国民をお祝いし、早い回復を祈る」と投稿した。少年12人と男性コーチは先月23日の練習後に洞窟に入り、大雨で水位が上がって出られなくなっていた。

10日■金剛山観光中断10年、再開先送り

 統一部の当局者は、中断から丸10年が過ぎた北朝鮮の景勝地・金剛山観光の再開と関連し、南北経済協力事業を本格的に行うには北朝鮮の非核化が進展をみせるなど条件が整う必要があるとの立場を示した。同当局者は、「金剛山観光に関しては観光客の安全問題に関する南北間の協議も必要だ」と強調。そうした問題は条件が整えば協議で解決していけるだろうとした。

9日■8月の離散家族再会行事へ施設改修

 南北離散家族の再会行事(8月20~26日)に向け、開催場所の北朝鮮・金剛山地域で施設の改修作業が始まる。韓国統一部の離散家族問題担当課長を団長に、大韓赤十字社や金剛山観光事業者の現代峨山などの関係者22人からなる「施設改・補修団」が、韓半島東側の陸路を利用し、軍事境界線を越えて金剛山へ向かった。一行は再会行事の先発隊が派遣される8月15日までに、離散家族面会会場をはじめとする施設に手を入れる。

8日■韓米外相会談、北非核化へ連携確認

 康京和・外交部長官は、訪問先の東京で米国のポンペオ国務長官と会談した。外交部によると、康長官はポンペオ氏から訪朝の結果について説明を受け、北朝鮮の完全な非核化と韓半島の恒久的な平和定着の実質的な進展に向けた今後の方向性を協議した。ポンペオ氏は6日から2日間の日程で平壌を訪れ、6月の朝米首脳会談後初めて非核化などを巡り金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)の側近、金英哲・党副委員長と協議した。

7日■ハリス駐韓米大使着任「密な議論を」

 米国のハリス駐韓大使が着任した。ハリス大使は仁川空港到着後に行った記者会見で、北朝鮮の非核化に向けた大使としての今後の活動を尋ねられると「同盟国の韓国、ワシントンの本部とともに韓米関係および北朝鮮の未来について緊密に議論することを期待する」と答えた。駐韓米国大使は、昨年1月のトランプ大統領の就任を受けてリッパート大使(当時)が退任してから約1年半の間、空席状態が続いていた。

6日■韓国・カナダ外相が電話会談

 外交部は、康京和長官がカナダのフリーランド外相と電話で会談し、最近の韓半島情勢などについて意見交換したと発表した。康氏は会談で「韓米間の緊密な連携の下、韓半島の完全な非核化と平和体制構築に向けた協議が進められている。軍事、スポーツ、人道主義など多様な分野で南北間の会談が実現したり、開催が予定されている」と説明。カナダを含む国際社会と引き続き意思疎通を図っていくと述べた。両外相は、自由貿易、法治、人権などの価値を共有する国として両国が国際舞台での協力を拡大することでも一致した。

5日■文大統領、ローマ法王庁外相と会談

 文在寅大統領は、ローマ法王庁(バチカン)のギャラガー外務長官(外相)とソウルの青瓦台(大統領府)で会談した。文大統領は、ローマ法王が14年に訪韓した際、同年に起こった旅客船・世越号沈没事故に心を痛める韓国国民をなぐさめ、その後も南北平和と和合を願うメッセージを発してくれたとした上で、「(法王が)南北首脳会談、朝米首脳会談の成功に大きな力になってくれた」と述べて感謝の意を伝えた。