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2018/10/26

<週間ダイジェスト>10月18日~10月24日

24日■「ソウル平和賞」にモディ首相

 人類の福祉や国際平和に貢献した個人や団体に贈られる「ソウル平和賞」の14回目の受賞者に、インドのモディ首相が選ばれた。ソウル平和賞文化財団が発表した。ソウル平和賞は東西の和解や平和ムードを高めた1988年ソウル五輪の精神を引き継ぐため90年に制定され、隔年で授賞する。現職首脳の受賞は14年のドイツのメルケル首相に続き2人目。同賞審査委員会は「13億5000万人のインド国民の生活を改善させ、アジア・太平洋地域の安定に大きく貢献した」と説明した。

23日■平壌共同宣言の批准手続き終了

 政府は文在寅大統領が主宰した閣議で、文大統領と北朝鮮の金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)が9月の首脳会談で署名した「平壌共同宣言」と、南北が締結した「板門店宣言の履行に向けた軍事分野合意書」について、国会の同意を経ずに批准手続きを終えた。手続きは文大統領の署名により終了した。

22日■文大統領の支持率下落し60・4%

 世論調査会社リアルメーターが発表した文在寅大統領の支持率は前週より1・5㌽低い60・4%で、3週連続の下落となった。不支持率は1・6㌽上昇の33・0%。リアルメーターは支持率の下落について、ソウル交通公社の「雇用世襲」を巡る論争、IT(情報技術)大手・カカオの相乗りサービス実施に反発したタクシー業界の抗議集会、政府が目指す所得主導型の成長政策に対する野党の攻勢などが影響したと分析している。

21日■韓米演習中止で韓国軍が単独訓練

 12月に予定されていた韓米合同軍事演習「ビジラント・エース」の中止に伴い、韓国国防部は、有事に備えた準備態勢を維持するため別途の合同訓練を米国側に提案するとしたうえで、ビジラント・エースが中止されても韓国空軍による単独訓練は実施すると強調した。鄭景斗・国防部長官は、米国側の趣旨には共感しているとしながら、準備態勢を維持するためにも他の形式を取るなどの方法で訓練を実施することを米国側に提案したという。

20日■韓中空軍がホットライン追加開設

 鄭景斗・国防部長官と中国の魏鳳和国防相はシンガポールで会談し、両国空軍の直通網(ホットライン)を追加開設するなど、国防協力を続けることで一致した。会談はシンガポールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議(ADMMプラス)に合わせて行われた。国防部によると、両氏は北東アジアの平和や安定のため、両国が共同で努力するとともに、両国間の戦略的な意思疎通を強化することで合意した。

19日■無人偵察機、19年に導入完了へ

 空軍は、忠清南道・鶏竜で行われた国会の国政監査で、高高度無人偵察機「グローバルホーク」4機の導入を来年までに完了する計画だと報告した。グローバルホークは連続飛行時間が長く、20㌔の上空からレーダーや赤外線センサーなどで地上にある30㌢大の物体までも識別できる。グローバルホークの導入完了後、空軍は2020年までに複数機の中高度無人偵察機を追加で導入する計画だ。

18日■文大統領がローマ法王と会談

 イタリアを訪問している文在寅大統領は、バチカン(ローマ法王庁)で法王フランシスコを表敬訪問し、韓国におけるカトリックの役割や、韓国とバチカンの関係発展、韓半島に平和をもたらすための努力など共通の関心事について深く意見交換した。文大統領は、北朝鮮の金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)が9月の南北首脳会談で示した法王を平壌に招待する意向を伝え、法王は公式招待されれば訪朝可能と応答した。