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2018/12/14

<週間ダイジェスト>12月6日~12月12日

12日■国防委野党幹事を装う違法メール

 国会国防委員会で野党幹事を務める白承周・自由韓国党議員を装った電子メールが、国会国防委員長や軍合同参謀本部、防衛事業庁、韓国国防研究院などに送信されていたことが分かった。軍事分野への広範囲なハッキングが目的とみられる。白氏は「北のサイバー挑発と疑われるハッキングの企てが相次いでいる」としながら、国情院と軍サイバー司令部に徹底した捜査と真相解明を求めた。

11日■自由韓国党院内代表に羅卿瑗氏

 最大野党「自由韓国党」の院内代表(国会対策委員長に相当)に羅卿瑗・議員が選出された。同党の院内代表・政策委員会議長を選出するための議員総会で、103票中68票を獲得し、選出された。ソウル大学校法学部を卒業した判事出身の羅氏は当選4回で自由韓国党の女性議員では最多。エリート政治家と評価される。院内代表とペアで立候補する政策委議長には鄭容起議員が選ばれた。

10日■文大統領「KTX脱線原因究明を」

 文在寅大統領は首席秘書官・補佐官会議で、江陵で8日に高速鉄道(KTX)の脱線事故が起きたことについて、「開通してから1年しか経っていないため、老朽施設だけでなく新設した施設も再び安全点検を実施しなければならない」として、鉄道に対する国民の信頼回復に向けた厳しい対策を指示した。ソウルと今年2月に開催された平昌冬季五輪の会場がある江陵を結ぶKTXは五輪の主要交通手段として、昨年12月22日に開通した。今回の事故により、乗客ら計16人がけがを負った。

9日■漢江河口の南北共同調査終了

 韓国と北朝鮮が、漢江と臨津江が合流する河口の共同利用を目指し行ってきた水路調査が終了した。南北は9月に交わした軍事分野合意書に、漢江・臨津江河口の共同利用に向け年内に共同で現地調査を行うことを盛り込んだ。これを受け、10月に南北軍事境界線がある板門店で開いた将官級軍事会談で、11月初めから共同調査を実施することで合意した。南北が同地点の共同水路調査を実施したのは1953年の韓国戦争休戦協定締結後、初めて。

8日■法王の訪朝「水面下で努力中」

 ローマ法王庁の関係者は、法王フランシスコの訪朝について、「北朝鮮を訪問する可能性を念頭に置き、北朝鮮との接点をつくるため水面下で努力を進めている」と明らかにした。ローマ法王庁は法王が10月に文在寅大統領と会談した際、訪朝の意思を表明したことを受け、実務レベルで法王の訪朝に向けた地ならしに着手したという。当時、法王は文大統領に対し、「北朝鮮から公式の招待状がくれば無条件に返答するし、行くことができる」と述べていた。

7日■前最高裁判事の逮捕状請求を棄却

 前政権時代、大法院(最高裁)が政権の意向を受け、日本による植民地時代に強制徴用された被害者らが日本企業を相手取り損害賠償を求めた訴訟の判決を先送りしたなどの疑いが持たれている前大法官(最高裁判事)の朴炳大氏ら2氏について、ソウル中央地裁は逮捕状請求を棄却した。ソウル中央地裁は「共謀関係の成立に対し疑問の余地がある」「現段階で拘束の理由や必要性、相当性を認めることは難しい」などとして請求を棄却した。

6日■地震被害のインドネシアに追加支援

 政府は大きな地震や津波で大規模な人命被害を受けたインドネシアに被災地の復旧費用などとして、750万㌦(約8億4600万円)を支援する。金昌範・駐インドネシア韓国大使がインドネシア国家開発企画庁のバンバン長官に伝えた。地震発生後、韓国政府はインドネシアに100万㌦を支援し、テント160張りを送るなど、計250万㌦相当の支援を行っていた。