6日■官・民・軍の有事対応訓練初実施へ
政府は5月27日から30日までの4日間、官・民・軍が参加する新たな形態の「乙支太極演習」を初実施する計画だ。毎年8月に韓米両軍の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)に合わせて実施されてきた演習「乙支演習」を、通常5月に行う韓国軍単独の指揮所演習「太極演習」と統合する。
5日■前職・現職の裁判官10人在宅起訴
ソウル中央地検は、梁承泰氏が大法院長(最高裁長官)だった時期の司法行政権乱用に関与したとして、前職・現職の裁判官10人を職権乱用権利行使妨害や公務上秘密漏えいなどの罪で在宅起訴した。検察によると、新たに起訴した10人のうち大法院所属機関の法院行政処で企画調整室長を務めた李敏杰被告は、憲法裁判所の決定で解散した左翼政党・統合進歩党議員の地位確認訴訟に介入するなどした。
4日■李明博・元大統領の保釈に反対60%
韓国調査会社のリアルメーターが発表した世論調査結果によると、収賄罪などで収監中の李明博・元大統領の保釈に反対するとの回答は60・3%で、賛成は30・4%だった。一審で懲役15年を言い渡された李被告は防御権の保証や糖尿・睡眠時無呼吸症候群などによる突然死の可能性などを理由に1月、保釈を申請した。今週、裁判所が保釈の可否を判断する。
3日■南北離散家族の映像機材、制裁例外
国連安全保障理事会が、韓国戦争などで韓国と北朝鮮に生き別れになった離散家族が映像を通じて面会する際に使う機材を対北朝鮮制裁の例外として認めたことが、韓国政府筋の話で分かった。南北が北朝鮮に持ち込む日程に合意すれば、電子機器や光ケーブルなど必要な機材が設置されることになる。映像による離散家族再会は、05年に初めて実施された。ソウルや平壌に設けられた面会室で、通信網でつないだ端末機を使って行われる。だが、既存の設備は10年以上使われておらず、補修が必要だ。
2日■韓米合同軍事演習、中止・縮小へ
韓米は、毎年春に行われてきた大規模な合同軍事演習「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」を、今年から中止することで合意した。これを受けて、1976年に初めて行われ、2008年に現在の名称へ変更されたあと、毎年3月に行われていた指揮所演習の「キー・リゾルブ」は、「同盟」という名称に変更され、演習期間はこれまでの半分の7日間に縮小される。野外機動訓練の「フォール・イーグル」は、名称が無くなり、大隊級以下の小規模で年間を通して行われることが決まった。
1日■文大統領が韓日協力強化を強調
文在寅大統領は、日本の植民地支配に抵抗して起きた1919年の3・1独立運動から100周年を迎え、ソウルで開かれた記念式典で演説し、韓半島の平和に向けた日本との協力強化を強調した。文大統領は「過去は変えることはできないが未来は変えることができる」と述べ、未来志向的な韓日関係を力説した。全般的に包容的だった対日メッセージは「新韓半島体制」と関連があるとみられる。
28日■朝米会談が決裂、「制裁が争点」
ベトナム・ハノイで北朝鮮の金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)と2回目の首脳会談を行ったトランプ米大統領は、記者会見を開き、「金委員長と非常に生産的な時間を送った」としながらも、「合意文書に署名することはよい考えではないと思った」と述べた。トランプ大統領は「金委員長は素晴らしい指導者で、私たちの関係は非常に強固だ」として、「複数の選択肢があったが、しないことになった」と述べた。会談が決裂したことについては、「制裁に関連するものだった」として、「制裁(緩和問題)が争点だった」と説明した。