24日■金正恩氏、ウラジオストクに到着
北朝鮮の金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)が、ロシア極東のウラジオストクに到着した。朝ロ首脳会談のほか、留学生との懇談会、主要施設への視察などの日程をこなす。視察予定地にはロシア太平洋艦隊司令部や水族館、牛乳工場などが挙げられている。朝ロ首脳会談の開催は、11年8月に故金正日総書記とメドベージェフ大統領(当時)が行って以来8年ぶり。金委員長のロシア訪問は今回が初めてとなる。27日に帰国予定だ。
23日■スリランカを旅行自粛地域に
政府は、連続爆発テロが起きたスリランカに対する旅行警報レベルを1段階(旅行留意)から2段階(旅行自粛)に引き上げた。スリランカではキリスト教の復活祭(イースター)に当たる21日、最大都市コロンボや周辺の教会、ホテルなど計8カ所で連続爆発テロが起き、少なくとも290人が死亡し、約500人が負傷した。外交部は「スリランカに滞在している国民は身の安全に特に留意し、スリランカを旅行する予定の人は旅行の必要性を慎重に検討してほしい」と求めている。
22日■韓国・カザフ首脳会談で協力確認
カザフスタンを国賓訪問中の文在寅大統領は、同国のトカエフ大統領と首脳会談を行い、韓半島と中央アジア地域の平和・繁栄のための協力策などについて議論した。両首脳は、両国の関係発展についても幅広く意見交換した。文大統領はカザフスタンについて、ユーラシアとの経済協力と発展を目指す韓国の「新北方政策」の重要な協力パートナーと位置づけ、新北方政策とカザフスタンが推進中の長期発展戦略の連携を通じ、韓半島とユーラシア大陸の共同繁栄を共に実現することを希望すると述べた。
21日■文大統領、スリランカのテロ非難
スリランカで起きた同時爆破テロ事件では、これまでに290人が死亡し、500人あまりがけがをしている。カザフスタンを訪問中の文在寅大統領は、ツイッターへの投稿で「平和を脅かすことは、全人類が共に立ち向かうべき敵対行為だ」と非難した。また、犠牲者やスリランカ国民に対し哀悼の意を表したうえで、「一日も早く混乱が収束するよう協力する」と述べた。
20日■北第1外務次官、米補佐官を非難
北朝鮮の崔善姫・第1外務次官は、米国のボルトン大統領補佐官が「3回目の米朝首脳会談を開催するためには、北朝鮮が核兵器を放棄したという兆候がなければならない」と発言したことについて、「国家安全保障担当補佐官なら両首脳間で、3回目の首脳会談に関連してどのような趣旨の対話が交わされているかについて、ある程度は把握してから発言すべきだ」と批判した。
19日■文大統領が憲法裁判官任命強行
文在寅大統領は、憲法裁判所の裁判官候補に指名していた李美善氏と文炯培氏の2人を任命した。保守系最大野党「自由韓国党」は李氏の任命に「左派独裁の最後の鍵」などと猛反発している。文大統領は李美善氏と文炯培氏について、人事聴聞会の報告書を18日までに送付するよう国会に要請していたが、国会は報告書を採択しなかった。国会の同意がないまま任命に踏み切ったことになる。
18日■文国会議長、北会議議長に書簡
文喜相・国会議長は、北朝鮮・最高人民会議(国会に相当)の朴泰成・新議長に書簡を送り、就任を祝うとともに、平和と繁栄に向けた南北関係の進展を期待し、南北の議会が今後も建設的な役割を果たすよう呼びかけた。また、韓半島の平和プロセスに寄与するよう、南北議会の交流開始に期待を表明した。文議長は昨年9月、南北国会会談を提案する書簡を当時の崔泰福議長に送り、崔氏から提案に原則的に同意するとの返信を得ている。