8日■統一部長官、南北連絡事務所訪問
金錬鉄・統一部長官は、北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所を訪問した後、京畿道・坡州の都羅山南北出入事務所(CIQ)から韓国に戻った。金氏は記者団に対し、北朝鮮への人道的な食糧支援について、「具体的に準備するため、会議を招集する」と明らかにした。金長官は「近く具体的な計画がまとまれば発表する」と述べた。韓国政府は関係官庁による協議などを通じ、食糧支援の時期や方法、規模などについて具体的な検討を行うとみられる。
7日■文国会議長、中国序列3位と会談
文喜相・国会議長は、中国共産党の序列3位である全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の栗戦書委員長と北京で会談し、韓半島の平和や韓中の相互協力関係について意見交換した。文議長は、先ごろ循環器系疾患の手術を受けたばかりだ。「私が議長の任期中に中国を訪問するという約束をしたため、具合が悪いがお目にかかるのが道理だと考えた。今回の訪中で韓中の議会の懇親を深めたい」と表明した。
6日■認知症「国家責任制」充実へ努力
文在寅大統領と夫人の金正淑氏は、ソウル市内にある認知症管理サービスの施設を訪問した。同施設は、地域社会のインフラ拡大と健康保険制度の活用を通じ認知症患者と家族の負担軽減を図る「国家責任制」の中核をなす機関として、各地に設置されている。文大統領の訪問は初めて、夫人は3回目となる。文大統領は患者たちに対し、国家責任制の導入2年目を迎え、患者と家族の負担が大きく軽減された点を大きな成果に挙げたいとしながら、多くの国民が制度の恩恵を受け、しっかり実感できるよう取り組んでいくと約束した。
5日■正義党が7月6~11日に党大会開催
正義党は、7月6日から11日にかけて全国同時党職選挙党員総投票を通じて党代表を選出すると明らかにした。6月12日の選挙公告を皮切りに、6月18~19日に候補登録、6月20日~7月5日に選挙運動、7月6~11日に党員総投票を実施する。党代表は過半数以上得票しなくてはならず、7月11日に過半数以上の得票者がない場合は7月17日までに決選投票をする。
4日■李洛淵・国務総理がコロンビア訪問
李洛淵・国務総理は、南米コロンビアを公式訪問した。訪問期間中、ドゥケ大統領と会談し、貿易、投資、インフラなどの分野での協力拡大について協議する。韓国・コロンビアビジネスフォーラムにも出席する。同フォーラムでは韓国企業や公企業、経済団体の代表が両国企業の協力拡大について議論する。李首相はまた、韓国戦争の参戦兵を招いて昼食会を開く。同国は中南米の国で唯一、韓国戦争に参戦し、多くの犠牲者を出した。
3日■ASEAN大使を次官級に格上げ
外交部は、新駐日大使に南官杓・前青瓦台(大統領府)国家安保室第2次長を任命する人事を発表、日本政府の同意(アグレマン)を得た。東南アジア諸国連合(ASEAN)大使には林聖男・前外交部第1次官を任命した。ASEAN大使は局長級が務めてきたが、次官級に格上げされ、公館規模も大幅に拡大した。文在寅政権はASEANなどとの関係強化を目指す「新南方政策」を重要外交政策として掲げている。
2日■統一部、対北食糧支援検討せず
統一部当局者は、北朝鮮への人道支援について、「北の住民の人道状況を改善するための人道支援は続けるべきで、これについては韓米の間でも共通認識を持っている」としながらも、「現段階で当局による食糧支援は具体的に検討していない」と述べた。同当局者は国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)が北朝鮮で実施している作況調査の結果を待っているとも伝えた。