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2001/10/05

<韓国経済>韓国車、米国市場で快走

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    現代自動車は米市場での販売台数が5カ月連続で3万台を超え、好調を維持している(蔚山港からの船積み)

 米同時多発テロによる米国経済の冷え込みで、米国への輸出依存度が高い韓国経済は大きな打撃を受けると懸念されているが、自動車の対米輸出が好調で大幅な伸びを示している。現代は米市場での今年の販売目標32万台の突破を楽観視しており、起亜も過去最高を記録する見通しだ。

 自動車メーカー3社の米販売法人によると、1―9月の米市場での販売台数は現代自動車26万472台、起亜自動車16万4901台、大宇自動車4万658台で、計46万6031台に達した。構造調整過程にあった大宇自を除くと、販売の伸びは現代自が前年同期比36%、起亜自は37・7%と高い成長を示している。

 現代モーター・アメリカは、テロ事件でユーザーの購買心理が冷え込んでいるにもかかわらず、9月も3万166台(前年同月比44%増)を記録し、5カ月連続で3万台以上の販売を記録した。さらに「2002年型ニューソナタ」が10月から本格的に発売されたことから、年末までに目標の32万台を達成でき、この勢いが続けば35万台まで伸びると展望している。

 起亜モータース・アメリカは、ミニバン「セトナ」と中型車「オプティマ」の宣伝効果で販売台数は昨年の年間実績16万606台をすでに超えた。今年は94年の米国市場進出以来初めて年間20万台を突破できる見込みだ。

 大宇モーター・アメリカは、ゼネラル・モーターズ(GM)との売却交渉が決着したことから、10月から米の全国ネットでテレビCMなどを流し、攻撃的なマーケティングを展開している。こういった動きから、韓国車は米国市場で大ブレイクしそうだ。