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2001/02/02

<韓国経済>韓国製品、世界の輸入市場を席巻

 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は29日、世界市場における韓国製品の競争力調査結果を発表した。それによると、韓国製品は41カ国で169品目がシェアトップを記録していることがわかった。

 そのうち、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電製品は、各国の輸入品市場でシェア70%以上を記録し、圧倒的強さを誇っている。これは、韓国製品が世界的に高い評価を受けていることを表しており、今後の輸出に弾みがつきそうだ。

 KOTRAの分析によると、輸入品に占める韓国製品のシェアが70%を超えているのは、クウェートのミンクコート(74%)、中国の人造繊維(77.1%)、インドの冷蔵庫(82.5%)、ロシアのエアコン(70%)及びマヨネーズ(70%)、チリの洗濯機(84.9%)、ペルーの電子レンジ(72.4%)などで、13カ国、21品目に達した。

 特に大宇自動車の小型乗用車「マティズ」は、チェコ市場で仏ルノー(19.4%)や伊フィアット(10.2%)を抑えて輸入車市場で70・4%のシェアを確保している。
 また、カナダのスキーウェア(62.4%)をはじめ、日本の焼酎(67.5%)、カンボジアの古着類(61.2%)、デンマークの船舶(53.1%)、クウェートの金庫(58%)など19カ国、37品目は輸入市場でシェア50―70%を占めている。

 一方、シェアが50%に満たないものの、先進国市場で1位を占めている品目は、日本のLCD(40%)、米国の半導体(17.4%)、オーストラリアの携帯電話機(29.5%)などがある。
 KOTRAの関係者によると、韓国製品が世界市場で高いシェアを確保しているのは、積極的なマーケティングと価格競争力、品質の向上の3拍子そろったためだ。しかし、先進国市場ではシェアがまだ低く、輸出製品の高付加価値化が大きな課題だと分析している。

 一方、辛国煥・産業資源長官は、ソウルの教育文化会館で開かれた世界75カ国、101の海外貿易館館長会議に出席し、「最近の厳しい経済環境を克服するには輸出増大と外国人の投資拡大が必要だ。各国貿易館の努力で中小企業製品の海外市場開拓を成功させてほしい」と強調した。