盧武鉉大統領に随行して訪仏中の李煕範産業資源部長官は、「仏企業7社が総額8億3700万㌦規模の対韓投資のための政府次元の支援協力約定(MOU)、投資意向書(LOI)など投資約定を締結した」と明らかにした。これによって冷却している国内経済が活性化し、海外からの投資誘致に弾みがつきそうだ。
対韓投資の意思を表明した企業はブイグ社の4億600万㌦をはじめカルフール2億5400万㌦、ベルナバイオテック1000万㌦など。
ブイグは現代産業開発とコンソーシアムを構成して釜山北港大橋及び新港湾建設への参加を推進中で、カルフールは新店舗建設を、ベルナバイオテックは緑十字ワクチンに資本参加する予定だ。
盧武鉉大統領の訪仏に随行した現代産業開発によると、同社とブイグは、現地で釜山新港コンテナ埠頭事業に対する8000億ウオン規模の投資意向書を交換した。現代産業開発はブイグと組んで、民間資本事業として推進される釜山新港南コンテナ埠頭第2、3段階事業を手がけることになる。
釜山新港開発は東北アジア中心港開発のため政府が民間資本を誘致して進める事業で、釜山新港コンテナ埠頭は2011年までに総30隻の超大型船が横付けできる設備を整える。
最近では双竜建設コンソーシアムが6000億ウオン規模で釜山新港南コンテナ埠頭第2~4段階事業を進めている。
この間、現代産業開発は、共同事業推進のため、ブイグと水面下で接触を図ってきたが、盧大統領の訪仏が契機となり、契約にこぎつけた。
青瓦台(大統領府)は、大統領の経済外交で目に見える成果をあげたいと画策してきただけに、予想を上回る成果に胸を撫で下ろしている。
ブイグは、現代建設と共同で馬昌大橋建設事業に参加するなど、国内の建設事業に関心を寄せていた。現代産業開発は、2000年にソウル-春川高速道路事業でブイグの誘致を計画したが、失敗している。
ブイグは、米建設専門誌NRGが選定する世界建設会社ランクで5位につけている。