2月の輸出高は半導体、自動車、コンピューターなどの高い伸びで194億㌦を記録した。大韓商工会議所が調査した第2四半期の企業景気実査指数(BSI)は105で、2002年第4四半期以来、6四半期ぶりりに基準値(100)を上回り、企業は輸出の好調などで景気展望を楽観視しており、景気回復への期待感が高まっている。
産業資源部によると、2月の輸出は、前年同月比45・9%増の194億6000万㌦を記録した。輸出が大幅に伸びたのは、先進国の景気が急速に回復していることと、前年同月の輸出実績が低調だったためとみられる。
一方、2月の輸入は前年同月比25・6%増の174億900万㌦で、1-2月の貿易収支黒字は計49億2800万㌦となり、政府が掲げた年間目標(100億㌦)の約50%を達成した。昨年1・2月の貿易収支は6億9600万㌦の赤字となっていた。
輸出増加率は、昨年12月から3カ月連続で30%を突破しており、貿易収支黒字も昨年9月から6カ月連続で20億㌦を達成している。
品目別にみると、半導体がDRAM価格の上昇と前年同月の輸出不振による反動で、75・6%の高い伸び率をみせ、自動車(60・5%)、コンピューター(50・5%)、船舶(49・4%)、無線通信機器(48・1%)なども好調だった。家電、一般機械、鉄鋼なども高い増加率を示し、石油化学、繊維もわずかながら増加に転じた。
輸入が25・6%も増えたのは、原油などエネルギー資源の高騰で原資材の輸入価格が大幅に上昇したため。特に鉄鋼・金属製品の輸入増加率は66・6%にのぼった。
1日平均の輸出・輸入高はそれぞれ8億5000万㌦と7億6000万㌦を記録した。政府は今年の輸出が2100億-2150億㌦に達すると展望している。
相手国別の貿易収支は、中国が12億4000万㌦の黒字で、米国(3億9000万㌦の黒字)の約3倍に増えた。日本は16億9000万ドルの赤字となっている。