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2005/04/08

<韓国経済>史上最高の241億ドル・3月輸出

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    原油高とウォン高で環境が悪化しているにもかかわらず、輸出は好調に伸びている(釜山港コンテナふ頭)

 産業資源部が発表した3月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出が241億㌦、輸入が226億㌦で、貿易収支は15億㌦に減った。特に輸出は昨年11月に230億㌦を記録して以来、史上最高となり、絶好調を維持している。

 ウォン高と原油の高騰にもかかわらず、3月の輸出は史上初めて240億㌦を突破、前年同月比14・2%増の241億9000万㌦となった。輸入も18・3%増の226億2000万㌦となり、過去最大となった。貿易収支黒字は15億7000万㌦を記録したが、2月の21億6000万㌦よりも5億9000万㌦減り、前年同月と比べても4億8000万㌦減った。この原因は、原油価格の高騰と原資材価格の上昇によるものとみられている。
 
 輸出を品目別にみると、自動車が欧州地域での高成長によって30・4%も急増したのをはじめ、半導体、無線通信機器、石油製品など主力品目が2ケタの伸びを示した。輸入は原油、鉄鋼など原資材の導入が大幅に増え、特に原油の高騰によって原油導入額が膨らんだことが、輸入の拡大につながった。

 徐泳柱・産資部貿易審議官は、輸出が好調を維持していることについて、「価格よりも技術力で勝負する高付加価値製品の輸出比率が高まったことと、米国、中国など主要輸出相手国の景気好転、ウォン高で価格競争力が高まったことが輸出が堅調に伸びた要因だ」と分析している。