LGグループから独立したLSグループ(旧LG電線グループ)が独自グループとして新たなスタートを切った。LSは企業集団ランキング15位の中堅財閥グループとなり、今後は「LS」の広報活動を積極的に展開し、中国など海外市場の開拓にも力を注ぐ。
LSグループは今月14日、ソウル三成洞のグランドインターコンチネンタルホテルで具滋洪会長ら系列社役員と国内外の主な顧客らが出席するなか、CI(企業イメージ)宣布式を行い、独自グループとしての新たな歩みを開始した。
具会長はこの日の式典で、「LS電線、LS産電、LSニッコー銅精錬(日本の日鉱金属との合弁会社)、ガオン電線(旧喜星電線)、E1、極東都市ガスの主要系列6社を中心に事業のシナジー(相乗効果)を高め、新規事業と海外市場進出を通じて産業用電機・電子専門企業への躍進を図る」とあいさつした。
また、具会長は、「『顧客と共に歩む企業』という経営理念を基盤に、顧客に総合ソリューションを提供し、役員と社員の夢を実現する企業になるよう努力する」と述べた。
グループ名のLSは「リーディング・ソリューション」を意味する。同グループの広報担当者は、「新しいロゴは未来に向かって前進する強い意思と新たなパラダイムを開く無限の成長を象徴している」と説明している。
LSグループは、17の系列社を擁し、昨年は売上高8兆7000億ウオン、営業利益5000億ウオンの実績を記録している。資産規模は5兆7000億ウオンで財閥グループのランキングは15位(公企業および民営化された公企業を除く)となっている。
LSグループは、今後、新聞・放送などさまざまなメディアを通じて新しいCIの広報活動を積極的に展開する予定で、海外の重要な戦略市場と位置づけている中国、インド、中東などで展示会やセミナーを開催し、LSブランドの浸透を図る計画だ。