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2006/02/17

<韓国経済>ロッテグループ・11系列社の社長交代

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    ロッテショッピングは今月8日、ロンドン市場への上場を果たした

 ロッテグループは10日、ロッテ製菓代表理事に金サンフ・前ロッテリア代表理事を任命するなど、126人の定期役員人事を断行した。昇進111人を含む今回の人事は、過去最大規模。グループの売上高が30兆ウォンを突破し、最近のロッテショッピングの上場などでグループの肥大化が進んでおり、今回の大型人事はこれに対応した措置とみられている。

 今回の人事の特徴は、「変化と改革」をめざし、50代のCEO(最高経営責任者)を大量に抜擢した点だ。これまで、ロッテ系列社のCEOは、60代で構成されていた。今回は、釜山ロッテホテルの代表理事に洪熙杓・副社長を起用するなど11社の代表理事の若返りを図ることでグループに新風を吹き込んだ。特にロッテ製菓、ロッテ七星飲料、ロッテハム・牛乳、ロッテサムガンなど食品関連のCEOをすべて交代したのが目を引く。これは、昨年の実績不振もあるが、食品事業を強化するという辛格浩会長の意志が反映されたものとみられる。

 具体的にみると、ロッテショッピングのスーパー事業本部(副社長)に蘇鎭世、ロッテサムガン専務に金榮俊、ロッテリア専務に李載赫、ロッテブランジェリー常務に劉周夏の各氏を迎えた。また、ロッテハム・牛乳社長に李鐘奎、ロッテ七星飲料副社長に李グァンフィ、ロッテ技工代副社長に愼永宰、ホテルロッテ・ロッテワールド事業本部専務に孫ジェファン氏の各氏を任命した。また、ロッテロジスティクスの崔文哲専務がロッテ冷凍代表を兼任することになった。

 このような人事は、ロッテショッピングの上場と無関係ではないといわれている。ロッテショッピングの株式を所有するロッテ製菓とロッテ七星に若いCEOを抜てきしたのは、これまで不景気と新事業の不振で低迷が続いている両社に新鮮なアイディアを持った若い人材を配置し、事業を拡大するねらいがあるとみられている。

 一方、今回の人事は、これまでの年功序列的な人材の配置で停滞していた組織を活性化させるため、徹底した能力主義と実績重視に転換した人事として注目される。