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2012/05/11

<韓国経済>韓国の全事業体数335万5000に

  • 韓国の全事業体数335万5000に

 統計庁の経済総調査(2010年基準)によると、韓国の全産業で事業体数が335万5000に達し、1764万7000人が従事していることが分かった。このうち、製造業の従業者は19・4%(341万8000人)で最も多く、次に多いのが卸・小売業(261万8000人)だった。韓国の全産業の売上総額は4332兆2930億ウォン、営業利益360兆8130億ウォンで、平均営業利益率は8・3%に達する。

 年間売上高1位の産業は製造業で、全産業の売上高の33・8%(1464兆3370億ウォン)を占めた。次いで、卸・小売業(18・9%、819兆8280億ウォン)、金融・保険業(17・2%、744兆1390億ウォン)、建設業(6・3%・271兆640億ウォン)の順。

 しかし、製造業と卸・小売業の営業利益率はそれぞれ11・3%、7・0%で、相対的に低かった。原材料の購入費用と人件費などの負担が大きい業種であるためだ。

 統計庁は、経済総調査で従業員規模を▽1~4人▽5~9人▽10~49人▽50~99人▽100~299人▽300人以上に分け、売上高と営業利益を算出。300人以上の事業体が年間売上高1311兆7690億ウォンを上げ、全体の30・3%を占めた。続いて10~49人の事業体が年間売上高1103兆220億ウォン(25・5%)で2位。中小企業群が全産業の売上高に寄与していることを示している。

 4人以下の小規模事業者は年間売上428兆1410億ウォン(9・9%)だったが、営業利益率は17・7%で最も高かった。人件費の負担が少ないためだ。

 統計庁は、個人事業や法人など組織形態別の分析も行った。売上高に関しては、会社法人が3335兆8656億ウォンで全体の77・0%を占めた。だが営業利益率は、個人事業(20・3%)が最も高かった。統計庁は「個人事業の大部分は従事者数4人以下の小規模自営業体であるため、高い営業利益率を上げた」と説明した。

 宿泊・飲食店の場合、従業員は176万6000人で全体の10%水準だが、売上高は全体の1・8%に過ぎなかった。それだけ4人以下の零細企業が多いことを意味する。全国の宿泊・飲食店63万4500店のうち、4人以下の事業体は全体の91%に達した。

 全国の事業体数をみると、卸・小売業が87万7000店(26・1%)で最も多かった。百貨店、大型割引店、コンビニエンスストア、町内の商店などがすべて含まれたためだ。小売事業体61万6500店のうち、6・1%(3万7899店)はフランチャイズ加盟業者だった。特に、飲食店と居酒屋58万6297店のうち、14・6%(8万5430店)がフランチャイズ加盟店だった。

 製造業の生産品目(2600余個)のうち、最も高い売上高を記録したのは軽油(32兆2520億ウォン)だった。軽油の場合、2010年初めに1㍑=610・38ウォンだった国際原油価格が年末に748・51ウォンへ急騰したうえ、ここ数年の厳冬のために暖房用軽油の消費が増えたためだ。

 軽油に次いで、テレビ用LCD(液晶ディスプレー)29兆8910億ウォン、携帯電話23兆5650億ウォンが続いた。

 製造業の事業体で最も多い品目は、餅だった。全国に9742の餅屋があり、年平均売上は5200万ウォンを記録した。