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2013/10/11

<韓国経済>サムスン電子の第3四半期業績・営業利益、初の10兆ウォン突破

  • サムスン電子の第3四半期業績・営業利益、初の10兆ウォン突破

 サムスン電子の第3四半期(7―9月)業績が、営業利益10兆ウォンを突破するなど過去最高を記録した。同社が発表した暫定集計によると、売上高が前年同期比13・07%増の59兆ウォン、営業利益が25・31%増の10兆1000億ウォンに達した。スマートフォン(高機能携帯電話)などIT(情報技術)・モバイル部門の好調に加え、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)価格の上昇で半導体部門の黒字幅が大幅に拡大したことが大きい。

 これまでの過去最高記録は今年第2四半期(4~6月)の売上高57兆4600億ウォン、営業利益9兆5300億ウォンだった。これに比べ今回の第3四半期業績は、売上高で2・68%、営業利益は5・98%それぞれ増加した。営業利益率も、第2四半期の16・59%を上回る17・1%を記録。証券会社などの予想を上回る業績で、市場の懸念を払拭した。当初、市場ではサムスン電子のテレビ事業やディスプレー事業などの不振とモバイル事業の業績低迷などで懸念が広まっていた。

 今回の過去最高の業績の立役者は、やはり携帯電話事業だ。特にスマホの販売量は、当初予想された8300万~8500万台を大きく上回る8600万~8900万台に達したと推定された。

 特に、9月に発売したペン対応の「ギャラクシーノート3」の販売が本格化し、中・低価格スマホが予想以上の売れ行きをみせたことが大きかった。これにより、IT・モバイル部門の営業利益は予想を上回る6兆5000億ウォンに達した。


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