サムスン電子は第2四半期(4―6月)の業績見通しで、営業利益が9兆5000億ウォン、売上高が57兆ウォンを記録したと暫定集計した。営業利益(前期比47%増)、売上高(同19%増)とも過去最高。営業利益率も16・66%の過去最高となった。稼ぎ頭のスマートフォン(高機能携帯電話)の最新機種「ギャラクシーS4」が発売され、業績を押し上げた。
「ギャラクシーS4」は前作と似たようなデザインなどで市場の期待には及ばなかったものの、最高のハードウエア仕様と性能を備えていると評価された。
高い評価を得て、発売1カ月足らずで1000万台を突破し、2カ月間で2000万台を突破。これまでのスマートフォン販売で最速記録を打ち立てた。当初、一部の外国投資銀行は「ギャラクシーS4」の販売不振を理由に否定的な予測を出したりしたが、そのような懸念を完全に払拭させた。
しかし、株価は低迷した。10兆ウォン台の営業利益を期待していた国内証券会社各社の予測に及ばなかったからで、業績見通しの発表があった5日の終値は前日より3・8%安の126万7000ウォンまで下落した。
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