韓国取引所は1日、中小企業専用株式市場のコネックス(KONEX)を開場した。有価証券市場、コスダック市場に次ぐ3番目の市場だ。「上場1号企業」として取引を開始したのはバイオ、半導体装備、ソフトウエア関連の21社。コネックスは、中小企業育成策の一環として、コスダック参入の前段階である中小企業、ベンチャー企業の資金調達の窓口として設けられた。朴槿惠大統領が掲げる「創造経済」の一翼を担うものとして注目される。
この日午前9時から開場式が行われ、申斉潤(シン・ジェユン)・金融委員会委員長は挨拶で「コネックスが創造経済の土台となる」と指摘し、「ほかの国の手本になるよう政策支援を積極的に行う」と強調した。また「英国の中小企業向けの新興市場AIMも、現在は上場企業が1000社を超えるが、開場当時は10社に満たなかった」と奮起を促した。
1995年に設立されたAIMは、従来のロンドン市場より柔軟な規制を作り、小企業でも株式の流動性が確保できるようになっており、現在は米国のナスダックに次ぐ新興企業のための資金調達市場としての地位を築いている。
初日に上場企業として取引が始まった21社は、バイオ(5社)、半導体装備(4社)、ソフトウエア(3社)、自動車部品(2社)などの業種で構成されている。平均資産総額は220億ウォンで、コスダックの42%規模だ。
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