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2013/07/19

<韓国経済>現代建設・SK建設、ボスポラス第3大橋受注

  • 現代建設・SK建設、ボスポラス第3大橋受注

    ボスポラス海峡第3大橋の鳥瞰図

 現代建設とSK建設のJV(共同企業体)が、トルコ・イスタンブールのボスポラス海峡に架かる第3橋梁建設工事の受注に成功した。受注額は6億9700万ドル。ボスポラス第3大橋は、ヨーロッパ側のガリプチェとアジア側のポイラズキョイを結ぶ全長2164メートル。吊り橋形態で建設する。2016年の完成予定だ。

 今回のボスポラス第3大橋は、世界初の試みとして、共に橋脚のない斜張橋と懸垂橋方式を同時適用。主塔の高さが322㍍の3つの塔とケーブルで橋板を支える。

 斜張橋は塔から斜めに張ったケーブルを橋板に直接つなぎ支える構造のものであり、懸垂橋はメインケーブルにサブケーブルをつけて橋板連結する構造だ。斜張橋は建設費は安いが、長さを1000㍍以上拡大することは困難だ。懸垂橋は耐震性は強いが、風には弱い。両方の長所を取り入れて建設する。橋梁の上には往復8車線道路と鉄道上下線2線路を建設する。

 現在、ボスポラス海峡には2つの橋梁が架かっているが、イスタンブールの人口増に伴う慢性的な交通渋滞を解消するため、第3橋梁建設プロジェクトを推進、トルコ建設会社ICイチタシとイタリア建設会社アスタルディのJV(共同企業体)が総額25億㌦で受注していた。


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