韓国とオーストラリア間のFTA(自由貿易協定)交渉が事実上妥結した。合意内容によると、両国は協定発効から8年以内に交易がある大部分の品目で関税を撤廃する。特に、韓国の主力輸出品である自動車については、一部を除き2015年の協定発効即時に撤廃する。オーストラリアの主力輸出品である牛肉は段階的に関税率を下げ、30年に完全撤廃する。オーストラリアは韓国の第7位の貿易相手国。工業製品を輸出し、資源・農畜産物を輸入するという相互補完的な交易関係にある。FTAが発効すれば、大幅な貿易増大が期待される。
尹相直(ユン・サンジク)・産業通商資源部長官は、インドネシア・バリ島で開かれたWTO(世界貿易機構)閣僚会議でオーストラリアのアンドリュー・ロブ貿易・投資長官と会談し、両国間FTA交渉が実質的に妥結したと発表した。
09年5月の交渉開始から4年7カ月、7回目の交渉で妥結に至った。
両国のFTA交渉は、10年5月の第5回交渉を最後にストップしていた。牛肉の韓国市場への参入など主要争点で溝を埋められなかったからだが、先月ソウルで開いた閣僚会議でFTA交渉再開に合意。今回の急ピッチでの合意となった。
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