発足1年目の国民幸福基金が予想以上に成果をあげている。朴槿惠大統領の肝入りで設立された同基金は、1億ウォン未満の融資延滞者33万6000人を対象に債務の半分(生活保護の基礎受給者は70%)を帳消しにするという破格的な内容。わずか1年で目標の77%に当たる25万人の債務が軽減された。今後は債務軽減にとどまらず、就業斡旋など庶民の信用回復のための役割を高める方針だ。
金融委員会によると、国民幸福基金は昨年3月29日の発足後、29万4000人の債務調整申請を受けた。このうちの85%に当たる24万9000人の利子全額と最大70%の元金を軽減した。
当初、1年間の支援対象者は6万5000人だったが、4倍に近い支援実績をあげた。減免額は利子1兆9000億ウォンと元金9000万ウォンの2兆8000億ウォン。支援対象は昨年2月末基準で1億ウォン未満の債務を6カ月以上延滞した人。支援を受けた人は、負債を最大10年間にわけて返済することになる。
運営機関の資産管理公社(KAMCO)は、予想を上回る支援実績に「業務負担は増えたが、成果を上げて満足だ」という反応を示している。
つづきは本紙へ