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2014/07/04

<韓国経済>最低賃金、来年は時給5580ウォンに

  • 最低賃金、来年は時給5580ウォンに

 雇用労働部の最低賃金委員会は、来年の最低賃金を5580ウォン(時給)にすることを議決した。引き上げ幅は今年度比7・1%(370ウォン)。月給に換算すると、月209時間勤務基準で116万6220ウォンとなる。これで2年連続で経済成長率を上回る7%台の引き上げ率になった。来年、最低賃金の適用を受ける勤労者は266万8000人に達する見通しだ。

 最低賃金委員会は、労働者委員、使用者委員、公益委員各9人ずつの27人からなるが、例年労使間の見解差が大きく、法定時限(6月29日)までに決まらない場合が多かった。だが、今回は異例的に法定時限が守られた。

 来年度最低賃金について、経営側は据え置きを主張し、26・8%増の6700ウォンを要求する労働側と真っ向対立していた。法定時限が迫る27日未明に労使が出した案にも、大きな差(引き上げ率=経営界2・1%、労働界15%)があった。

 こうした状況を打開する役割をしたのは、「所得分配改善」論だった。学者で構成された公益委員は5・4~7・4%の範囲で引き上げられるのが適切だという仲裁案を出した。「一般勤労者の賃金引き上げ分より最低賃金の引き上げ率が高くなってこそ、所得の不均衡を改善できる」という論理だ。


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