GS建設、SK建設、大宇建設、サムスンエンジニアリング、現代重工業の国内建設企業5社がクウェート国営石油から大規模石油精製プラントのクリーン燃料生産工場プロジェクトを日米英の建設企業と共同受注した。総額120億1000万ドル。韓国5社の受注分は70億9200万ドルで最大。今回、受注規模の大きさもさることながら、国内企業間の過当競争・安値受注から脱皮し、コンソーシアム(企業連合体)方式の協力体制を構築したことが注目される。
今回の事業は、首都クウェート市の南方45㌔㍍にあるミナ・ アルアフマディ製油所とミナ・アブドラ石油精製工場を再整備する工事。生産規模を日産71万5000バレルから80万バレルに増やし、硫黄分を減らした高品質の石油製品を生産できる施設を造るという内容だ。
クウェート国営石油は事業を3つのパッケージに分けて発注し、韓国連合はいずれのプロジェクトにも参入が決まった。
GS建設とSK建設は日本の日揮とともに第1プロジェクトを総額48億1800万㌦で受注した。3社の受注金額はそれぞれ16億600万㌦。GS建設は中質油脱硫設備と水素生産設備を担当する。SK建設は中質油熱分解施設と硫黄回収施設を造る。
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