サムスン電子が半導体部門の社長団人事を電撃的に実施した。実績不振のシステム半導体担当の社長を更迭し、メモリー半導体を担当する経営陣にシステム半導体を担当させるという人事だ。今回の人事は、李健熙(イ・ゴニ)会長が入院中の中で実施され、その背景にも関心が集まっている。
今回のDS(部品)部門人事は6月1日付で実施された。メモリー事業部長である金奇南社長を半導体総括兼システムLSI事業部長に選任した。後任のメモリー事業部長には全永鉉(チョン・ヨンヒョン)メモリー事業部戦略マーケティングチーム長を抜擢した。
2008年から6年間にわたりシステムLSI事業部長を担当してきた禹南星(ウ・ナムソン)社長は社長職を維持するが、担当事業から外れる。禹社長は健康上の理由で休養中という。
半導体全般を統括することになった金奇南社長は、名うての半導体専門家で、メモリー事業部DRAM開発室長、半導体研究所長、総合技術院、サムスンディスプレイ代表などを歴任した。
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