「韓中経済通商協力フォーラム」が4日、ソウル市内の新羅ホテルで開かれ、両国を代表する経済人ら500人のほか、朴槿惠大統領と訪韓中の習近平国家主席も出席した。両国の首脳と財界人が一堂に会したのは、1992年の国交正常化以来初めて。両国経済人は両国間の経済協力関係を多方面に拡大することを確認した。
フォーラムは大韓商工会議所と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が共催し、両国の大物経済人が結集した。
朴大統領は演説で、ユーラシア大陸の物流・エネルギー協力を促進する韓国の政策「ユーラシア・イニシアチブ」と、習主席が打ち出した中央アジア諸国などとの経済協力構想「シルクロード経済ベルト」の連携を模索する必要性を強調した。
また、両国間の経済協力について「製造業中心からサービス、エネルギー、新産業などに多元化すべき」として、「医療、流通・物流、文化・コンテンツ、金融など多様なサービス分野で両国の交流と協力を広げる必要がある」と訴えた。
朴容晩(パク・ヨンマン)・大韓商工会議所会頭は「今回の国賓訪問を契機に両国経済協力の段階がさらに高まった」とあいさつ。両首脳がウォンと人民元の直接取引、韓中FTA(自由貿易協定)の早期締結で合意したことを高く評価した。
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