米南東部のジョージア州とテネシー州、アラバマ州の3州で、「韓国自動車ベルト」が形成されている。この3州には韓国の自動車メーカーのほか部品やタイヤメーカーが相次いで生産工場を建設しており、投資も継続している。現代自動車がアラバマ州に工場を建設してから約10年。かつては綿畑だった地域が先端・複合自動車生産基地へと変身している。
現代自動車がアラバマ州モンゴメリーで2005年に工場を建設した当時は、同社に納品する協力企業11社が進出した程度だった。
だが、その後10年にジョージア州ウエストポイントで起亜自動車の工場が竣工。これを契機に、現代・起亜自動車の協力企業がアラバマに29社、ジョージアに29社と急増した。さらに、市場拡大を見込んで大手部品メーカーや大手タイヤメーカーが相次いで進出した。
今月16日、漢拏グループの自動車部品メーカー万都が、ジョージア州メリウェザー郡で自動車の電装部品を生産する工場の竣工式を行った。自動車の安全・ユーティリティー装置に使われる電装部品の需要が増大すると見込んだ工場新設だ。自動車用ブレーキやサスペンションを主に生産するアラバマ工場に続き、米国内で2番目の部品生産工場だ。
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