主要大企業の第2四半期(4―6月)の実績が相次いで発表されている。電子業界ではサムスン電子の減収減益と対照的に、LG電子が営業利益を前年同期比26・5%増と大幅に伸ばした。SKハイニックスも2期連続1兆ウォンを超え、半期ベースで過去最高の営業利益を記録した。これに比べ、自動車業界トップの現代自動車は13・35%、起亜自動車に至っては31・7%といずれも2桁の大幅減益となり、ウォン高の影響をもろに受けた。
LG電子の第2四半期実績は、売上高、営業利益とも2010年の国際会計基準(IFRS)変更に基づく連結財務諸表作成以降で最高だった。売上高は0・9%増の15兆3746億ウォン。営業利益は26・5%増の6062億ウォンを記録した。
10年以降不振が続いたモバイル事業での収益性回復が、業績回復に決定的な役割をした。特に、戦略的スマートフォン(高機能携帯電話)の「G3」の発売効果を受け、モバイルコミュニケーション部門が4期ぶりに赤字から抜け出し、859億ウォンの営業利益を出した。四半期別のスマートフォン販売台数も過去最高の1450万台に達した。SKハイニックスは、売上高3兆9230億ウォン、営業利益1兆840億ウォンを記録。半期基準で過去最大の営業利益(2兆1411億ウォン)を達成した。だが、営業利益は前期比で2・5%増えたものの、前年同期比では2・7%減少した。同社関係者は「ウォン高の影響がなければ前年同期比でも増加した」と説明した。
SKハイニックスは米国のアップルとデル、中国のレノボなどにDRAM半導体を供給している。マイクロソフトが今年4月、基本ソフト(OS)ウインドウズXPの運営支援を中断し、パソコン買い替え需要が大量発生した。
つづきは本紙へ