サムスン電子が相次いで大型投資を発表した。国内で超大型の半導体工場を建設する一方、海外ではベトナムで家電複合団地を建設する。一連の投資は、スマートフォン(高機能携帯電話)の過剰依存を是正し、多様な部門での収益源を確保することが狙いだ。また、政府の投資増大要請に応える意味もある。
サムスン電子は6日、京畿道平澤市内の産業団地に15兆6000億ウォンを投資して世界最大規模の最先端半導体ラインを建設すると発表した。単一の半導体設備投資としては過去最大。天文学的な規模の今回の投資計画は、雇用増大など国内景気のカンフル剤になりそうだ。また、実績不振で落ち込んだムードの一新にも役立ちそうだ。
産業団地は平澤市の古徳(コドク)国際化地区内に238万平方㍍規模で造成される。このうちの79万平方㍍をサムスン電子が新工場建設に用いる。来年上半期(1~6月)に着工し、2017年下半期(7~12月)完成をめざす。同敷地内で半導体工場以外の投資計画を立てる予定だ。
サムスン電子はメモリー半導体の世界最大手として、ビッグデータなど今後の需要拡大に積極的に対応するため、今回の新工場建設に踏み切った。
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