IMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会出席のため米国を訪問した崔炅煥・経済副総理兼企画財政部長官は9日、ニューヨークで開かれた韓国経済説明会で「米国が量的緩和終了に伴い早期に金利を引き上げても、韓国からの急激な資本流出はないだろう」と強調した。その根拠として堅調な経済成長率、十分な外貨準備高、安定的な経常収支黒字などをあげた。
今回のニューヨークでの韓国経済説明会は2010年以来で、経済副総理が出席するのは10年ぶり。説明会には政府の予想を上回る投資家や金融関係者ら200人が集まり、韓国経済への関心の高さを示した。
崔経済副総理は「回復から飛躍へ」と題した基調演説で「韓国は世界経済の局面転換のたびにいち早く適応してきた。低成長が続く世界経済を本格的に飛躍させる上で韓国が先頭ランナーの役割を果たす」と宣言した。
続けて、縮小均衡を拡大均衡に変えるために、思い切った直接的な手段で経済政策を展開しており、拡張的なマクロ政策や家計所得増加に向けた税制、労働市場の改革、若年・女性の雇用創出、規制改革、サービス業と創造経済(産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値や雇用、成長動力を生み出す経済政策)の活性化など政府の経済政策を詳しく説明した。これらの政策で成長率を今年の3・7%から来年には4・0%に引き上げると強調した。
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