CJ第一製糖とロッテケミカルが耐熱性に優れたバイオプラスチックの開発に成功した。これは100%植物から抽出したプラスチック素材のPLA(ポリ乳酸)で、160度の熱を加えても変形せず、耐熱性では世界最高水準と評価されている。2017年から年産300トン規模で生産する計画だ。
CJ第一製糖とロッテケミカルは、大邱市とバイオ化学産業化発展協約のための了解覚書を締結し、商用化に入ると発表した。工場は大邱市の第3次産業団地内に建設する。CJ第一製糖、ロッテケミカル、大邱市の3者共同で生産体制を構築するというものだ。
この素材は哺乳瓶をはじめ様々なプラスチック素材の容器や、食器・医療用繊維・自動車用プラスチック素材・食品用包装材など用途は幅広い。
CJ第一製糖は、PLAの基本となる乳酸発酵と精製技術の構築などの研究開発を行い、ロッテケミカルはこれを利用してPLA素材の生産を担当する。プラント管理は大邱市傘下の大邱テクノパークバイオヘルス融合センターが行うことになる。
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