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2014/12/12

<韓国経済>製造業の革新で輸出産業強化を・「貿易の日」で朴大統領強調

  • 製造業の革新で輸出産業強化を・「貿易の日」で朴大統領強調

    「貿易の日」記念式の授賞者。左端が朴大統領

 「第51回貿易の日」記念式が5日、ソウルのCOEX(総合展示場)で開かれ、サムスン電子に過去最高の「輸出の塔」となる「750億㌦の塔」が授与された。ハイニックス半導体を買収し、輸出を急伸長させたSKハイニックスが「100億㌦の塔」に輝いた。また、石油化学分野で不況を克服した許進秀(ホ・ジンス)GSカルテックス副会長が金塔産業勲章を受賞した。

 「貿易の日」は1964年の輸出100億㌦突破を記念して制定し、87年に「貿易の日」に名称変更した。記念式には朴槿惠大統領をはじめ、尹相直(ユン・サンジク)・産業通商資源部長官、韓悳洙(ハン・ドクス)・韓国貿易協会会長らが出席し、貿易功労者を表彰した。

 朴大統領は記念挨拶で「輸出の根幹である製造業をIT(情報技術)と融合させる製造業革新を積極的に推進し、産業部門の創造経済を具現化しなければならない」と強調した。技術力で追い上げる中国、円安で勢いづく日本、米国やドイツも製造業の革新を推進しているとし、「経済革新3カ年計画を通じ経済の体質を根本から強化する必要がある」と指摘。「韓国は半世紀で世界7位の貿易大国に成長した底力がある。これをもとに輸出産業の体質を変えていけば、第2の貿易立国時代を切り開くことができる」と力説した。


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