産業通商資源部によると、部品・素材産業の貿易黒字が昨年、初めて1000億㌦を超えた。素材・部品の輸出は2760億㌦、輸入は1681億㌦で貿易収支の黒字額は1079億㌦を記録した。同部関係者は「このような大幅黒字は、製造業の基盤となる部品・素材産業が量的・質的に成長したことを示すもので、産業の足腰が強まった」と評価した。
昨年の部品輸出は前年比5・9%増の1880億㌦、素材輸出は3・0%増の880億㌦だった。部品輸出は主要先進国などの景気回復に力を得て、素材輸出は非金属鉱物と第一次金属製品の需要回復で、全体輸出を上回る増加率を記録した。
部品・素材産業の貿易黒字1000億㌦突破は、1997年に黒字転換して以降初。貿易黒字を占める比率は部品が79%、素材が21%で、部品産業が黒字拡大をけん引した。黒字規模は全体貿易黒字(474億㌦)の2・3倍に相当する。
また、部品・素材の対日貿易赤字は163億㌦で前年の205億㌦より42億㌦減少した。これにより、対日輸入依存度も過去最低の18・1%に低下した。09年から5年連続の下落で、対日偏重輸入は大幅に改善した。
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