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2015/02/06

<韓国経済>ウエアラブル発電素子、世界10大IT革新技術に

  • ウエアラブル発電素子、世界10大IT革新技術に

    ウエラブル発電素子の活用でスマートフォンも充電不要となる

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)が、KAIST(韓国科学技術院)の研究チームが開発した「体温で電力を生産する「ウエアラブル(からだに着用できる)発電素子」を世界10大IT(情報技術)革新技術に選んだ。このウエアラブル発電素子は、ガラス繊維の上に熱電半導体素子を実装したもので、世界で初めて着用可能な形態で体温を利用して電気を生産することができる。

 開発したのはKAIST電気・電子工学科のチョ・ビョンジン教授チームで、昨年4月に開発結果を発表した。

 同チームは、ガラス繊維に自由自在に曲がる熱電半導体素子を装着した。元来、熱電半導体素子は重く曲がらないが、これをインク形態にした後、ガラス繊維の裏表に印刷する方法で開発に成功した。

 新しい素子は一般繊維のように加工が容易で、軽いうえ、電力生産能力が同じ重さのセラミック素子の14倍にのぼる。このガラス繊維が入った服を着れば、体温により布地の裏と表に温度差が生じる。これを利用して電気を発生させるというものだ。


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