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2015/10/30

<韓国経済>第3四半期業績悪化、現代自動車8.8%の減益

  • 第3四半期業績悪化、現代自動車8.8%の減益

 主要企業の第3四半期(7~9月)業績発表が相次いでいる。現代自動車は営業利益を減らしたが、起亜自動車は2桁の伸びを示した。また、SKハイニックスの好調は持続し、8四半期連続の1兆ウォン台の営業利益を記録した。造船不況に苦しむ造船大手3社は今期も業績悪化が続き、大宇造船海洋の営業赤字は1兆ウォンを超えた。また、海外建設不況の影響でサムスンエンジニアリングは赤字に転落し、ポスコは新日鉄住金との訴訟和解で純利益を大幅に減らした。

 現代自動車の連結決算によると、売上高は23兆4296億ウォンを記録し、前年同期比2・7%増加した。だが、営業利益は減益が続き、8・8%減の1兆5039億ウォンとなった。ただし、減少幅は第1四半期(1~3月)の18・1%、第2四半期(4~6月)の16・1%に比べ大幅に縮小した。

 同社は減益の理由について、為替の変動やマーケティング・販促の拡大による営業費用の増加を挙げている。

 特に4月から減少し始めた中国市場での販売が、7月には30%減と大幅に落ち込んだのが響いた。だが、中国政府が9月末から実施した自動車購入税引き下げ効果で10月から販売増に転じる見込みだ。


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