大企業グループの始務式が2日、一斉に開かれた。今年のスローガンは挑戦・革新で危機突破だ。世界経済はリスク要因が大きく、円安や新興国の景気沈滞に加え、新4低(投資・金利・消費・物価)の可能性など経営環境は厳しさが予想される。各グループ会長らはこれに対抗するため、果敢な挑戦と限りない革新を訴えた。また、新事業発掘や果敢な投資など企業の未来のための経営戦略も打ち出した。
サムスングループは、李健熙(イ・ゴニ)会長が入院中のため、系列会社別に始務式を行った。サムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長は「新たに挑戦し、変化しなければならない」と訴え、スマートホーム、スマートヘルスなどIoT(モノのインターネット)やBtoB(企業間取引)、ソフトウエア事業を本格的に推進しなければならないと強調した。
現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長はソウルの本社で新年のあいさつを行い、「未来の競争力は革新的な技術と製品開発能力を確保し、創意的な人材をいかに育成するかにかかっている。採用と投資をもっと増やし、1月に設立される光州創造経済革新センターを通じて政府が推進中の創造経済実現の先頭に立つ」と強調した。ちなみに現代自グループは昨年、8740人を採用した。
つづきは本紙へ